約 1,236,964 件
https://w.atwiki.jp/yukkuriakatsuki/pages/10.html
概要ゆっくり茶番 ゲーム配信 言動野良パーティーに対する悪態 自演による擁護 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 配慮に欠けたタイトル トラブルを起こした時の対応 罹患していると考えられる病気 概要 御尊顔 別名義 トーリス・ロリナイティス、本田菊 など ゆっくり動画製作者 モンスターハンター、マインクラフト、地球防衛軍などPvEのゲームを好む プレイスキルは低く、基本的に野良パーティやフレンドに頼って攻略していくスタイル game8の地雷掲示板から知られるようになった(現在は閉鎖済) ゆっくり茶番 茶番の時は立ち絵を並べるだけで動くことがほぼ無く、クオリティは低い キャラクターの背景ぐらい切り抜いてあげたらどうだろうか ゆっくり実況 ゲームの実況ではなく、ゲームと全く関係のないパーティー内の雑談などを垂れ流す動画 3日坊主のため、どの実況も序盤で終わっている。 ゲーム配信 前述の通りでソロプレイでの限界は早く他のプレイヤーに依存する形のため上達することもなく見ごたえはあまりない。 モンハンを例にした流れ 申し訳程度のダメージ ⇩ ⇧ 攻撃をもらう ⇧ ⇩ ⇧ ⇧ 回復 長時間安全な場所でウロウロして味方に押し付け 本人の貢献度基準は 微火力0死>>>高火力n死 となっているため 救援で代わりにタメージを出してもらっているにも関わらず、毒を吐く場面が見受けられる。 トップへ 言動 自分を棚に上げていくスタイルで批判される原因 野良パーティーに対する悪態 41 50~ このメンバー終わってんなぁ…だって閃光弾は無いわ、回復道具無いわ…せんこうだーーん!終わった… 自演による擁護 【集】ゆっくり暁 @0kd6ajatuki 親友に裏切られました その親友にツイートで公開処刑されました LINEの内容全部公開されてました 名前隠されていても自分だとわかる内容でした 私にも悪いところありましたが 一応何度も謝ったですが 許して貰えてません その親友とは十年以上の付き合いでした 堀尾聡史 @horiosa0928 返信先 @0kd6ajatukiさん 親友なのに晒すとかないわぁまじありえんそんなやつ親友じゃないよなぁ https //archive.vn/9HNHA 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtu.be/idkUtWLnDgU 集え戦士のモンハンうぷ主は暁ことトーリス………らしいぜ 12 17 PM - 25 Mar 2016 https //archive.is/v3Oz8 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtube.com/watch?v=vKC5RLK4Sn4 feature=youtube_gdata_player モンハンで暁担当です☆ 6 30 AM - 17 Sep 2013 https //archive.is/8jKMj 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 問題の生放送、未だ当事者への謝罪は無し 詳しくは→生放送内でのイジメ配信 配慮に欠けたタイトル 台風19号 2019年10月12日午後7時頃より伊豆半島に上陸し、日本列島に多大な被害をもたらした台風で 数日前よりニュース等で危険性を報道されていた程の台風であり、備える人も多数いた程 そこにゆっくり暁本人が同日17 47より「台風19号美味しいよ モグモグ」というタイトルで配信を始めた 現在はタイトル変更済み 生放送→https //youtu.be/lHeH_SmXq5o 言論統制 自分に意見する人はブロック&削除、通報すると公言している。 「ゲームの音量が大きくて声が聞こえづらいです」「誤字してます」 などの意見は全部アンチとみなされ削除対象となる。 この頃は批評に対して素直に反省し次に活かすコメントも残している(2017/07/01) アンチを過剰に気にする姿勢は昔からの様子 トラブルを起こした時の対応 https //archive.is/xHt4R https //archive.is/9UQYj https //archive.is/kUn7F LINE、twitterブロック、ゲームフレンド削除 https //archive.is/bgkOd 追求されるとTwitter等で「迷惑かけて申し訳ございません」「自●します」 具体的に自分の何がどう悪かったのかはおそらく理解しておらず、トラブった肝心の相手とは話し合わない、謝らない。 自●や自傷を自身に対する批判を封殺するための武器にしている節があり批判の原因となっている その後新たにフレンドを集い、精神病ゆえに上記の行動を繰り返す。 トップへ 罹患していると考えられる病気 現在診断書等のはっきりしたソースは無し 魚拓『いままでの経緯と うつ病について 私が喧嘩や口悪い理由』 https //archive.is/Mhkjk 写っているオランザピン錠5mg「杏林」の効果・効能より 統合失調症 双極性障害(躁鬱) + ヤブ医者? 記憶喪失と自殺願望が激しい日々 記憶喪失のほうはうつ病 か 若者何とか?って病気の症状ににてた どちらにしろ ストレス 病院は28日に行くですが 前に、いったとき何ともないで返された気がするが https //archive.is/NtS2T 病院行きました 記憶無くなるわ、気分が落ちすぎて 大変なんですよねと伝えた 薬飲んでも戻らない お医者さんから回答 いつもの薬飲んで下さいね のみ ヤブ医者め https //archive.is/ZCm90 支離滅裂な言動 自分の意見を持てて発言できる人を排斥し、一人に対し多勢で戦争をけしかけようとした人間がリツイートする内容ではない。 記憶障害 ツイートに記憶がない、消えた等の発言が見られるが、別れたFさんの件を2年弱覚えていた事から疑惑が残る。 さらなる疑惑 4年近く前のドラゴンズドグマでの喧嘩を覚えている。 元? トップへ
https://w.atwiki.jp/tatsucapuas/pages/21.html
■キャラの概要 作品タイトル:逆転イッパツマン タイムリース社に勤める少女・ランとハル坊のピンチに、時代・場所を問わず助けに駆けつける、謎のヒーロー。 敵の攻撃を正面から跳ね返す硬質フォームラバースーツに身を包み、 超能力で軌道を変えられる必殺の投擲武器"レインボール"を操る。[公式より] キャラ解説 『タイムボカンシリーズ』第6作目として1982年2月13日~1983年3月26日まで全58話放映された 『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』の主人公。 本名は、豪 速九(ごう・そっきゅう) タイムリース社に勤務する青年。 イッパツマンの主な武器は 野球ボール型の武器で投げた後でサイキックパワーで誘導することも可能な「レインボール」と 敵の飛び道具を打ち返したり、攻撃を受け止めるのに用いる「逆転バット」 マシンガンの弾をも跳ね返す硬質フォームラバースーツに身を包み、背中のマントを広げて滑空する。 この設定は後半からの物で物語前半は豪のサイキックパワーで動くロボットという設定だったが、敵に破壊されてしまいその翌週から現在の設定になった。 ピンチになると額のVマーク(発信器)が輝き、トッキュウザウルス/マンモスを、逆転王/三冠王へと変形させる。 飛び道具・対空・突進と技が揃っており挙動も分かりやすいスタンダートなキャラ。 コンボも基本的なものであれば簡単でアシストも素直なので初心者でも十分動かせる。 2Pカラーは青色と白色のツートンカラー 3Pカラーは赤色と白色のツートンカラー 4Pカラーは紫色と黒色のツートンカラー 【CV:加藤将之】 コマンド表 分類 技名 コマンド 備考 必殺技 レインボール +攻 ※空中可 クイックスタンス +攻 ※空中可 マウンドザッパー +攻 ジャスティスライナー 溜め+攻 ハイパーコンボ 一発逆転ホームラン +攻攻 絶対逆転ブリーカー +攻攻 ※空中可 Lv3専用ハイパーコンボ 逆転王、見参! +攻攻 技の解説 ・通常技 技 解説 立ち弱 ジャブ 立ち中 前方へ回転しながらの2連撃 立ち強 少し溜めてからの正拳突き しゃがみ弱 しゃがみながらのジャブ しゃがみ中 足払い。ダウンはしない しゃがみ強 距離長めのスライディング。当たるとダウン ジャンプ弱 チョップ。さらにもう一度弱ボタンで逆の腕でチョップ ジャンプ中 足をまっすぐ伸ばしてのキック。さらにもう一度中ボタンで逆の足でキック ジャンプ強 両足を挟み込むようなキック。エリアル中に当てると相手を吹き飛ばす ・特殊技 技 解説 中 小さく飛び上がっての蹴り。相手の下段攻撃を回避できることがあるが、下段無敵になるのは攻撃判定が発生した後なので相手の攻撃とかち合うと普通に負ける。相手が空中の場合はエリアル始動技になる。中段っぽい動きをしているがしゃがみガード可能。 強 前方に向かってタックル。今作ではアーマー状態ではなくなっている。しゃがみ強と違って空中の相手に当ててもダウンする。 強 エリアル開始技。発生がかなり早い。 ・投げ 技 解説 地上投げ バックブリーカー 地上投げ 肘撃ち&膝蹴り 空中投げ 空中で肘撃ち&膝蹴り ・必殺技 技 解説 レインボール 押すボタンによって性能が変化。※空中可弱:後ろに下がりつつ真っ直ぐ球を投げる。空中では斜め下方向。中;アンダースローで下から段々と上昇する球を投げる。強:波を描くような飛び方の球を投げる。 クイックスタンス アッパーをしつつ飛び上がる対空技。※空中可ボタンで飛距離とヒット数が変わる。ほんの少しだけ前進する。ダッシュ中に放つと斜め上へ飛び上がるようになる。今作では硬直終了後に空中で行動できるようになっている。 マウンドザッパー 地面を殴った衝撃波で攻撃。当たった相手は上に吹き飛ばされる。ダウン追い打ち可能 ジャスティスライナー 前方へ向かってクロスチョップ。ボタンで飛距離と威力が変わる。 ・ハイパーコンボ 技 解説 一発逆転ホームラン バットをフルスイングして放射状にボールを沢山飛ばす。近距離でのダメージは大きいが離れるとダメージが落ちる。 絶対逆転ブリーカー ※空中可。斜め上に飛び上がりながら相手を掴んで投げる。地上の相手には当たらない。 ・Lv3専用ハイパーコンボ 技 解説 威力 逆転王、見参! 逆転王を呼び出して操作する。使用中はH.C.ゲージが段々と減っていき、ゲージが0になると逆転王は帰っていく。 弱中 中段。ヒット時の位置が良ければ追撃可能。弱は画面左上から右下へ、中は画面右上から左下に向けて攻撃する。 2400万 弱中 下段。地面全体に判定がある。空中で受身を取られるため追撃不能。振り下ろす腕の部分にも判定があるので横軸さえ合っていればかなり高い位置でも当てることができる。 地面の判定…1600万腕の判定…2400万 弱中 ガード不能。魔伸棒を画面上に横薙ぎする。弱は画面の下半分、中は画面の上半分くらいをカバーしているように見えるが、実際はPTXのジャンプやライタンのしゃがみでかわせる程度の判定しかないので注意。中は高い位置で当てれば追撃可能。 5200万 大 エネルギーを溜めてから全画面ガード不能攻撃。…チャージ中に頭部に攻撃を喰らうとキャンセルされる。相手のコントローラーが壊れていたら決まるかもしれない。また、ラグラグの通信対戦ならハイジャンプが入力できずに喰らってくれる・・・かも。もっとも、ハイジャンプ使わなくても頭に攻撃届くキャラいるけど。これを使うとゲージが全て無くなる。 3億4400万 逆転王補足 デカキャラよりでかいくせにデカキャラのアーマーを無視できない。 ドロンジョのダイドコロンはデカキャラ扱いなのに……。 登場の演出中は時間停止しているので、入力から動けるようになるまでの時間は意外と短い。 健のエリアル>バードスマッシュからディレイドで出せばAが繋がったりする。 演出に入れば完全無敵なのでPTXのミサイルなどに対して緊急回避目的で使うこともできるが、入力直後には無敵が無いので攻撃をきっちり重ねられていた場合はリバーサルで使うことはできない。 連続技 連続技 解説 A>B>B>C>C>エリアル 基本 C>Aクイックッスタンス>ダッシュJB>(B>Bクイックスタンス空振り>JB)×5>B>エリアル たぶん全キャラに対応。リュウ、テッカ、ロール、VJに入るのを確認。 C>Aスタンス>ダッシュJB>B>Bスタンス空振り>JB>着地>C>C or C>Aスタンス>ダッシュJB>(B>Bクイックスタンス空振り>JB)×2>B>エリアル ほぼ画面の端から端まで運べる。画面端なら2回目のCをCにすればほんの少しだけどダメージアップ。Aスタンス>ダッシュJB>B>Bスタンスの繋ぎは最速で、JBはギリギリまで引きつないと着地立ちCが繋がらない。 連続技(画面端) 解説 C>C>Aクイックッスタンス>ダッシュJB>(B>Bクイックスタンス空振り>JB)×4>B>垂直SJエリアル エリアルのSJは前に飛ぶと裏に回ってしまうので垂直SJで。 メガクラ>B(>C)>C>C>Aクイックッスタンス>ダッシュJB>(B>Bクイックスタンス空振り>JB)×3>B>垂直SJエリアル 画面端メガクラ始動。距離が遠い場合はCを省く。 連続技(エリアル) 解説 JAABB>jc>JB>Cクイックスタンス>ディレイ絶対逆転ブリーカー 画面中央。補正切り。発生の早い技で回避されるかも。 JAAB>Aクイックスタンス>JB>jc>JB>ディレイ絶対逆転ブリーカー 上のコンボが回避された場合用。最速だと繋がるのでちゃんとディレイすれば絶対回避不能のはず。JB>レインボール空キャン絶対逆転ブリーカーにするとちょっとオシャレ。 JAABB>Aクイックスタンス>JB>jc>JC ノーゲージ最大ダメージでダウンも取れるが、繋ぎがシビア。 連続技(エリアル画面端) 解説 JAABB>jc>垂直JBC>着地>ダウン追い討ちCマウンドザッパー>バロック>C>エリアル ダメージはJAABB>Aクイックスタンス>JB>jc>JCとほぼ同じ。締めのJCが若干当たりにくいが、二段ジャンプを垂直にしてJBを少し遅めに出せば当たりやすくなる。赤ゲージがあればバロック>Cでお手軽に再エリアル可能。 JAABB>jc>JBC>着地>ダウン追い討ちAマウンドザッパー>バロックA×2>B>C>C>エリアル バロック使う場合専用。Cザッパー>Cより若干難易度が上がるがダメージも増える。 連続技(逆転王) 解説 (A>B>B)×n 永パ。ゲージが切れるまで入り続ける。8Bを省いてA>Bだけでもループ可能。ダメージはびっくりするくらい安い。 A>B>B>2A>補正切りA 相手の着地にAちょうどいい具合に刺さる。空中で軌道を変える必殺技で回避可能なので確定ではない。 補足 C>Aクイックスタンスが入ればほぼどこからでもループに持っていける。 空中でのヒット数でループ可能な回数は変動。最終的にB>B昇竜空振り>JBが繋がらなくなる。 エリアルに繋げられるループの回数とAスタンスまでのヒット数の関係はこんな感じ。 1hit(C>Aスタンス)の場合……5ループ 2〜3hit(C>C>Aスタンス、メガクラ>B>C>Aスタンス)……4ループ 4〜5hit(メガクラ>B(>C)>C>C>Aスタンス)……3ループ 6〜7hit(メガクラ>A>B>B(>C)>C>C>Aスタンス)……2ループ 8hit以上……Aスタンス>ダッシュJBが繋がらなくなる http //www.nicovideo.jp/watch/sm9614238 http //www.nicovideo.jp/watch/sm9642051 したらば(イッパツマン) 旧したらば(イッパツマン) 逆転イッパツマン DVD-BOX 1 逆転イッパツマン DVD-BOX 2 逆転イッパツマン オリジナル・サウンドトラック Brave Gokin 10 - Gyakuten-Oh BRAVE合金11 逆転イッパツマン 三冠王 ノーマルカラーバージョン
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/947.html
※この作品は以下のものを含みます ドスまりさ×2 善良なゆっくり 悪辣なゆっくり 制裁要素 虐待お兄さん それでも良い方のみ、以下にお進みください ゆっくり禅譲 あるところに一匹のドスまりさがいた。 外敵が少なく餌の多い森林部に暮らし、とても大きくなったまりさだ。 森に生えたキノコを食べて育ち、ドス特有のドスパークやゆっくり光線を身につけるに至った。 まりさには、かつては他に姉妹もいたが、寿命や事故でそれぞれ命を落としていった。 そも、生物として脆弱なゆっくりがドスと呼ばれるまで成長するには、豊富な経験と多大な知識、そして何よりも運が必要だった。 そういった意味で、このドスまりさは強運の星の下に生まれたと言っても過言ではないだろう。 「ゆっへっへ、まりささまもおおきくなったし、そろそろむれをもってもいいころなんだぜ。 もりをでて、てきとうなむれをまりささまのものにするんだぜ」 ただし性格は最低だった。 ドスといえど、元がただのゆっくりである以上、性格はそうそう変わるものではない。 ゆっくりへの情に篤く、人を畏敬し両者の仲を取り持つような存在になるには、またより多くの時間が必要なのである。 そういった意味でこのドスまりさはまだ若輩であった。よって便宜上、このドスまりさを若ドスまりさと称するものとしよう。 「ゆっゆっゆ! おらおら、どすまりささまのおとおりなんだぜ」 誰もいない森の中を、その巨体を揺らしながら、若ドスまりさは出て行った。 あるところに一匹のドスまりさがいた。 人里にほど近い場所にいる群れのリーダーを勤めるドスまりさである。 このドスまりさはドスの中でもかなり長く生きており、まさに歴戦のつわものといった風情であった。 こちらは便宜上、老ドスまりさと呼ぶことにしよう。 老ドスまりさは、非常に責任感が強く、真面目なドスであった。 群れを護ることは当然のこととして、群れに属さないゆっくりや人間とも、可能な限り有効な関係を築こうとしていた。 南にれみりゃ・ふらんあればこれを蹴散らしてゆっくりを護り。 西にいじめられるめーりんあれば間に入ってこれを助け。 北に人間の里あれば「あそこには行くな」と群れに教え。 東に畑持つゆうかあれば群れには手出しさせないから安心しろと言い。 兎にも角にも、群れとその周囲の環境を護るため東奔西走。良きリーダーであろうとするあまり、ゆっくりできる日は一日もなかった。 なおかつ、群れの大半はそんな老ドスまりさの考えをあまり理解してくれなかった。 何度駄目だと言っても、自分の力を過信したゆっくりがれみりゃや人間に殺されたり、めーりんやゆうかを虐めたりするのだ。 幸いにして相手側に被害を与えたことは今のところないが、それも時間の問題であった。 元々からして、この群れはあまり素行の良くない群れであったのだ。それをなんとかしようとしたのが老ドスまりさであった。 だが全く学習してくれない群れの皆に、老ドスは疲れを感じ始めていた。 その姿たるや、さっさと引退して楽隠居を決め込みたい老体そのものであった。 そんな折である。 「ゆっ! どすがきたんだぜ! みんなこのどすまりささまのいうことをきくんだぜ!」 若ドスまりさはたまたま目に付いた群れの前に飛び出すと、早々にリーダー宣言を行った。 しかしゆっくり達の反応は、若ドスまりさの予想とは異なっていた。 「ゆゆ!! どすがもうひとりきたよ!!」 「どうしよう!? とりあえずれいむたちのどすをよんでくるよ!!」 「ゆゆゆ?」 若ドスまりさは困惑した。この群れにはもう他にドスがいたのか? 「ゆっ! 自分以外のドスまりさを見かけるのは久しぶりだよ! どうかゆっくりしていってね!」 やがて、群れのリーダーである老ドスまりさが姿を現した。 両者の大きさは同じほどであるが、見るものが見ればその纏う雰囲気の違いというものが一発で分かっただろう。 貫禄というか偉容というか、老ドスまりさにはそういったものが満ち溢れていた。 対し、若ドスまりさはそんなもの微塵もない。 また初めて山から下りてきたので、当然、ドスに対する信頼の証である髪の毛のリボンも一本もない。 これだけでどちらが格上か分かろうというものだ。 しかし若ドスまりさはそんなこと全然分かっていなかった。 「きょうからここはまりささまのむれなんだぜ! おいぼれどすはとっととでていくんだぜ!」 ここに虐待お兄さんがいたら若ドスまりさを指差してゲラゲラ笑っていたことであろう。 それほどまでに若ドスまりさの言動は身の程知らずであった。 体格とパワーが同じなら、ものを言うのは経験の差である。その点、二匹の差は天地ほどの開きがある。 ここで老ドスまりさが戦おうものなら、一分と持たずに若ドスまりさは地に伏すことであろう。 しかし老ドスまりさの発言も、また意外なものであった。 「分かったよ! この群れはまりさに任せて、私は出て行くよ!」 ここに虐待お兄さんがいたら顎が外れそうなほどに口を開いて呆然とすることだろう。 何しろ老ドスまりさには、この若輩者に立場を譲る意味が全くないからだ。 若ドスまりさも、これには流石に驚いた。 若ドスまりさとしては、群れの目の前で現リーダーを叩きのめし、自らの地位を不動のものとするつもりであったからだ。 老ドスまりさはゆっくりと説明を始めた。 「実は、もう私も歳をとってしまったから、そろそろ引退しようと考えていたんだよ! ちょうどよくまりさが来てくれたことだし、群れのリーダーは若くて強いまりさに譲ろうと思うよ!」 「ゆっ、そういうことなら引き受けてやらなくもないんだぜ!!!」 強いと言われて、若ドスまりさは得意満面である。 このドスは自分の強さに恐れをなし、屈したのだ。自分は戦わずして勝利を納めたのだ。若ドスまりさの中ではそういうことになった。 「そうと決まれば、まずみんなにリーダー交代を教えなきゃいけないよ! れいむ、群れのみんなを広場に集めてね!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 一匹のれいむが、群れの仲間達を集めに走り去っていった。 それから一時間ほどして、全てのゆっくりが広場に集められた。 老ドスまりさと若ドスまりさは、普段老ドスまりさが皆に話しかける際に使っている盛り土の近くに控えた。 「ゆゆゆ? どすがふたりいるよ?」 「あっちのどすはだれー?」 群れのゆっくりは混乱しているようだった。一度に二匹のドス級を見ることなど、普通ありえない事態だからだ。 「みんな、落ち着いてね! 今から事情を説明するよ!」 老ドスまりさが声を張り、盛り土の上に乗った。 「突然だけど、私は今日で群れのリーダーを引退するよ!」 「「「「「「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆーーーーーーー!!!!!!」」」」」」」 群れは大混乱に陥った。 あまりに突然すぎる話であったし、今日まで老ドスまりさがいたから群れは存続できていたのだ。 このままじゃゆっくりできなくなってしまう、と群れのゆっくり達は総じて思った。 「でも大丈夫だよ! ゆっくり聞いてね!」 老ドスまりさはそう言って一歩引き、若ドス魔理沙に前に出るよう促した。 「今日からは、こっちのドスまりさがみんなのリーダーになってくれるよ! 私の代わりに、今日からはこっちのドスまりさをドスって呼んでね!」 老ドスまりさがそう言うと、混乱は収まったものの、しかしまだ困惑顔のゆっくりも多い。 それが若ドスまりさには不満であった。 (せっかくまりささまがりーだーになってやるっていうのに、なんのふまんがあるんだぜ!!) それを察したかのように、老ドスまりさが若ドスまりさに言う。 「さっ、まりさ、みんなに襲名披露演説をしてね!!」 「ゆっ? しゅーめーひろーえんぜつ?」 聞きなれない言葉に首をかしげる若ドスまりさに、老ドスまりさは頷く。 「そうだよ! 今日からまりさが群れのリーダーになるんだから、その前にみんなの前でリーダーとしての意気込みを語るんだよ! ここでみんなの気持ちをぐっと掴むことができれば、まりさの地位は磐石のものになるよ!!!」 「ゆゆゆっ、そういうことならまかせるんだぜ!!!」 言葉の意味はさっぱりだったが、若ドスまりさはニュアンスでそれとなく理解した。 要するに、自分がいかに頼れるか、強いかを群れの皆に教えてやればいいのだ。 「ゆっ、そういうわけで、きょうからむれのりーだーをすることになった、どすまりさなんだぜ!!!」 若ドスまりさは、老ドスまりさよりもさらに大きな声で自己紹介を行った。 それだけで、群れのゆっくりの殆どは若ドスまりさに好感を持った。 元気だし、活力に満ち溢れているし、何より若々しくて頼りがいがありそうだった。 ……実際は新しいものを目にしたときの錯覚も多分に含まれている認識だが。 「まりさは、むれのみんなにいままでいじょうのゆっくりをあたえることをやくそくするぜ!!! こっちのどすなんかよりもっともっとだぜ!!! にんげんだってやっつけちゃうんだぜ!!!」 「「「「「「「ゆゆーーーーーーーーーーー♪♪♪」」」」」」」 頼もしい若ドスまりさの言葉に、群れはいっせいに色めきたった。 群れが新しいリーダーを認めたという証拠である。 「おめでとう、まりさ! これでまりさが群れの新しいリーダーだよ!」 「ゆへへ、てれるんだぜ!」 笑顔の老ドスまりさに褒められて、若ドスまりさはとても気分が良かった。 ああ、なんと自分は幸運なんだろう。労せずしてこれほどの規模の群れのリーダーになれるとは。 老ドスまりさが、再び皆に向き直る。 「それじゃあ、私が預かっているリボンをみんなに返すから、新しいリーダーに結び直してあげてね! それが終わったら、私は群れを新しいリーダーに任せて、ここを出ていくよ!」 「「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!!!!」」」」」」」 後ろを向いた老ドスまりさに、群れのゆっくりが一列に並んで飛びついていく。 そして自分の分のリボンを取ると、若ドスまりさの髪に結わえ付けていった。 一時間ほどして、ようやくゆっくりがそれぞれ元の位置に戻った。 「ゆゆゆっ?」 ここで若ドスまりさが声を上げる。 てっきり全てのゆっくりがリボンを付け替えてくれたと思ったが、老ドスまりさの頭にはまだいくつかのリボンが残っていた。 そして、どうやらそのリボンの持ち主と思しきゆっくり達が、老ドスまりさの近くに並んでいる。 残っているのは、れいむ一家、まりさ一家、それにありすとぱちゅりーと子れいむが一匹ずつだ。 「ゆっ! ぱちゅりー、これはどういうことなんだぜ! せつめいをようきゅうするんだぜ!」 全てのゆっくりが自分に従っていないと気づいた若ドスまりさは、容易く激昂した。 ここでぱちゅりーが迂闊な答えを返せば、すぐにでも潰さんばかりの勢いである。 しかしぱちゅりーは落ち着いて答えた。 「むきゅ、わたしとありすはこっちのどすの『そっきん』だから、どすといっしょにたびをするわ。 こっちのこどものれいむは、ありすがそだててるこだから、いっしょにつれていくの」 「まりさ! 自分の側近を選ぶのが、群れのリーダーの最初の仕事だよ! まりさも自分の群れの中から、自分に合った側近を探し出してね!」 「ゆっ、そういうことならまぁいいんだぜ」 老ドスまりさにそう言われ、若ドスまりさは納得した。確かにこれだけのゆっくりがいるのだから選り取り見取りであろう。 「そっちのれいむとまりさのかぞくはどうするんだぜ?」 「れいむたちは、こどもがおおきくなってきたから、あたらしいおうちをさがすたびにでるよ!」 「ごはんとおうちはそのままにしておくから、みんなでなかよくわけてね!」 それぞれの家長である母れいむと母まりさが言う。 「そういうことならしかたなくもないんだぜ! わかったからさっさとみんなでていくんだぜ!」 リボンを得たことで、若ドスまりさは既に万軍、いやさ饅軍の長になったかのようなふてぶてしい態度を隠さなかった。 ここに虐待お兄さんがいればモウガマンデキナくなってその拳を振るうところであろうが、老ドスまりさはなおも温和だった。 「そんなこといわないでね! 私に元リーダーとしての最後の仕事をさせてね! 私の巣に、緊急用の備蓄食糧があるから、それをドスのお祝いに使おうと思うよ!」 「ゆゆっ、それはいいあいでぃあなんだぜ! さっさとその『きんきゅうようのびちくしょくりょう』とやらをもってくるんだぜ!」 「わかったよ! それじゃあ持ってくるから、リーダーはそこでゆっくりしていってね!」 恵比須顔のまま老ドスまりさは自分の巣に跳ねていった。 しばらくして戻ってきた老ドスまりさは、口一杯に含んでいた食糧を吐き出す。 「ゆゆゆう! ごちそうがいっぱいなんだぜ!」 「今日は皆でそれを食べて、新しいリーダーをお祝いしてあげてね! それじゃあまりさ達はもう行くよ! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていくんだぜ!」 老ドスまりさの最後の言葉に振り向きもせず若ドスまりさは答え、目の前の食糧に突進していった。 他のゆっくりも食糧に齧りつき、思い思いに口に収めていく。 「…………」 老ドスまりさはそれを一瞥すると、ぱちゅりー達と一緒に旅立っていった。 明けて朝。 「ゆゆんっ、ちょっときのうはたべすぎちゃったんだぜ!」 老ドスまりさの住処をそのまま我が物とした若ドスまりさ──いや、もう区別する必要もないのでドスまりさと呼ぼう。 ドスまりさは食糧庫を見て溜息をついた。 昨日はちょっと羽目を外しすぎたようだ。食糧庫の中には、昨日食べた量の半分程度しか餌がない。これでは今後が少々不安だ。 「れいむー! れいむ、はやくくるんだぜー!」 ドスまりさは側近のれいむを呼んだ。 「ゆ! どす、なんのよう?」 このれいむ、頭の出来は普通だが中々の美ゆっくりであり、ドスまりさは昨日の歓迎パーティで一目見たときから気に入っていた。 そのため即日自分の側近とすることに決め、こうして巣の中で一緒に暮らしていた。 「ごはんのりょうがこころもとないから、ちょうたつにいこうとおもうんだぜ。 このあたりでたくさんごはんがありそうなところをしっていたら、おしえてほしいんだぜ」 「ゆゆ! それならひがしにゆうかのはたけがあるよ! あのゆうかったら、きれいなおはなやおいしいくだものをひとりじめして、れいむたちにはわけてくれないんだよ!」 れいむはぷんぷん怒りながら言う。 「それならさっさとうばっちゃえばよかったんだぜ! なんでそうしなかったんだぜ!」 「だって、ゆうかをいじめるとまえのどすがうるさかったんだよ! れいむたちがいじめると、いっつもゆうかにあやまってたよ!」 「なんておくびょうなどすなんだぜ! あんなやつこのむれからおいだしてせいかいだったんだぜ!」 どうやらドスまりさの中では、『前の臆病で弱いドスまりさを自分の力で追い出した』ということになっているらしい。 「でもまりささまはそんなよわいどすとはちがうんだぜ! れいむ! みんなをあつめてくるんだぜ! ゆうかりんのはたけを、まるごとまりささまたちのものにしちゃうんだぜ!」 「ゆーん! かっこいいよ、どす! さっそくみんなをよんでくるよ!」 ドスまりさの呼びかけに応じ、群れのゆっくりの大半が集まった。 「それじゃあさっそくえんせいにいくんだぜ」 「「「「「「「ゆーーーー!!!!!」」」」」」」 気勢を上げるゆっくり達の軍勢は、森を抜け、程なく開けた場所についた。ゆうかの花畑である。 視界一杯に花々が咲き乱れ、とてもゆっくりできそうな場所だったが、しかし今、そこに主の姿はない。 「ゆゆっ? ゆうかがいないよ?」 「つごうがいいんだぜ! いまのうちにみんなでぜんぶいただいてしまうんだぜ!」 「「「「「「「ゆっくりいただいていくよ!!!!!」」」」」」」 ゆっくり達は、それぞれが思い思いに花畑の中でゆっくりし始める。 むーしゃむーしゃするもの、ごろごろと転がるもの、家に持ち帰ろうと集めるもの。 ドスまりさは花を食べたり集めたりしながら、ときどき周囲の森に横目を向けた。 どこからかゆうかが見ていたら、それに喧嘩を売ろうという魂胆である。 怒りに駆られでてきたゆうかを皆の前で叩き潰せば、皆の尊敬の眼差しはより強いものになるだろう。 しかし結局、ドスまりさが食事を終えてもゆうかは出てこなかった。 「ちっ、つまんないんだぜ! せっかくゆうかをいじめられるとおもったのに!」 「ゆー、しかたないよ、どす! きっとどすのつよさにおそれをなしてにげちゃったんだよ!」 「おくびょうなやつなんだぜ! ゆぇーっへっへっへっへ!!!」 「「「「「「「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!!!」」」」」」」 ゆっくり達は大笑いすると、既にぼろぼろになった花畑を自分達の縄張りにすることを決め、群れに戻っていった。 午後からは、西にいるというめーりん一家のところに行ってみることにした。 「ゆゆっ! くずめーりんがいないよ!」 「おいっ、くずめーりん! さっさとでてくるんだぜ! またいじめてやるんだぜ!」 ゆっくり達は口々に、めーりん一家の住処である古木のうろに向かって叫び続けるが、出てくる気配はない。 ドスからめーりんを虐めることを厳禁されていたこともあって、ゆっくり達のめーりん一家への憎悪は並々ならぬものがあった。 「ゆっゆっゆ、まぁまぁみんな、そんなにあせることはないんだぜ」 いかにも大物らしく身体をゆすり、ドスまりさは笑う。 「どうせめーりんも、このまりささまのきょうだいさにおそれをなし、すがたをかくしているにちがいないんだぜ。 だからいまはみのがしておいてやるんだぜ。そのかわりいつかみつけだして、そのときはじっくりいたぶってやるんだぜ。 せいぜいのこりみじかいじんせいをたのしむがいいんだぜ」 「むきゅん! さすがどすらしい、かんだいなおこころだわ!」 「めーりんもいのちびろいできて、どすにかんしゃしてるはずなんだぜ!」 「ゆぇっへっへっへ!!! そうだぜ、まりささまはやさしいんだぜ!!!」 笑いながら、ゆっくり達は元来た道を戻っていった。 さて。 戻ってきたはいいが、結局あまり食糧は集まらなかった。 朝に比べればそこそこの量にはなったが、しかしこれではすぐになくなってしまうという予感がドスまりさにはあった。 昨日食べたほどの量をなんとか恒常的に確保したい、というのがドスの願いである。 一度贅沢を覚えてしまうと、多少のものでは満足できなくなってしまうものだ。 「しかたないよどす! きょうのところはがまんして、あしたまたたくさんあつめようね!」 にこにこ顔で側近れいむが言う。その美しい笑顔に思わず見とれてしまうが、しかしやはり食糧は欲しかった。 何か名案はないものか、とドスまりさは考え、そしてぴんと思いついた。 「そうだぜ! にんげんのたべものをうばってしまえばいいんだぜ!」 「ゆゆゆ!」 側近れいむが色を喪う。 「にんげんはだめだよ! ゆっくりできなくなっちゃうよ! むれのなかまも、なんにんもにんげんのところにいってもどってきてないんだよ! まえのどすも、にんげんにだけはちかづいちゃいけないっていってたよ!」 だがドスまりさは気にした風もなく、力強く言った。 「だいじょうぶなんだぜ! まりささまはまえのよわっちいどすとはちがうんだぜ! にんげんなんてちょちょいのちょいなんだぜ! しんじるんだぜ!」 バチン、とれいむに向けて含みを持たせたウインクをする。キモイ。 「ゆゆん……! かっこいいよぉ、どすぅ……!」 その勇ましい顔に、れいむは瞳を潤ませる。キモイ。 「それじゃあ、まりささまはこれからにんげんのところにいってくるんだぜ! れいむたちはみんなといっしょにまりささまのかえりをまってるんだぜ!」 「ゆっくりまってるよ!」 れいむの見送りを受け、ドスまりさは森の中を跳ねていった。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ……」 そうしながら、ドスまりさは思考する。 さっきはついあんなことを言ってしまったが、ドスまりさとてそう簡単に人間から食糧を得られるとは思っていなかった。 しかし、それほど難しいとも思っていなかった。 何しろ人間の里の近くで、あれだけの群れが維持されてきたのだ。恐らく、老ドスまりさと人間達の関係は良好であったに違いない。 なら自分が新しいドスを襲名したと言えば、昨日の老ドスまりさのように、お祝いとしてある程度の食糧は用意してくれるだろう。 いや、そうでなければならない。このつよいまりささまに、にんげんはしたがうべきなのだ。 従わなくても、こちらにはドスパークがある。その威力は実証済みだ。 人間を見たことはなかったが、話に聞いた限りでは、それほど強いものだとも思えなかった。 「ゆっへっへ、このよのすべてはまりささまのものなんだぜ……!」 そう意気込みながら、ドスまりさは森を下っていった。 そして開けた場所に出る。地面には規則正しく野菜が並び、その真ん中で直立した細長い生き物がどすまりさを見ていた。 あれが多分人間なのだろう、とドスまりさは思った。思っていたよりもずっと弱そうである。これなら労せずして食糧を得られるに違いない。 とりあえず、ドスまりさはゆっくりのリーダーとして挨拶をすることにした。 「ゆっ、おじさん、まりささまは「ドスまりさが来たぞーーーーーーーーーーーーー!!!!!」ゆゆゆっ??」 ドスまりさの言葉を最後まで聞かず、人間は後ろを振り返って大きな声で叫んだ。 何事かとドスまりさが思っていると、遠くから両手を上に上げた人間達が、大きな声を上げながらこっちに走ってくる。 (ゆゆっ、みんなでまりささまのりーだーしゅうめいをおいわいしてくれてるんだぜ!) そう思ったまりさは、まず人間達を落ち着かせようと声を発した。 「あわてなくていいんだぜ! まずひとりずつならんで、それからまりささまにごはんを「死ねこの化け饅頭が!!!」ゆびゃえっ!!??」 人間の一人が振り下ろした大木槌が、ドスまりさの額にめり込んだ。 「とうとう来やがったな、クソ饅頭ッ!!」 「オラァッ、潰れろッ!!」 「やっぱり餡子脳じゃ『協定』のことは忘れちまったようだなぁ!!!」 何も言わないうちに、ドスまりさは複数の屈強な男達からタコ殴りにされた。 「ゆびぇっ、ゆげべっ、べぇえええ!! やべでえええええ!!」 ドスまりさは突然の事態についていけなかった。 身体が大きく、ドスパークを使えようとも、このドスまりさには経験が足りなかった。 しかも痛みらしい痛みも知らずに育ったため、最初の一撃ですっかり闘志を折られてしまっていたのである。 「うるせぇっ! 約束も守らねぇゆっくりにかける情けなんかねぇんだよっ!!!」 「折角、最後の頼みだって言うから聞いてやったってのに! 甘さを見せた結果がこれだよ!!!」 「じらないぃぃぃ!!! やぐぞぐなんでじらないんだぜえええ!!!」 「しらばっくれるんじゃねぇ!!!」 「げびっ!!!」 ドスまりさの口から、大量の餡子が吐き出された。 ……実は、前リーダーである老ドスまりさは、人間達と『絶対不可侵協定』なるものを結んでいた。 その内容とは、ゆっくりが人間の里に一歩でも入った場合、その後の進退にドスまりさは関与しないというものであった。 ドスまりさの威光を笠に着たゆっくり達の度重なる襲撃に業を煮やした人間達が、老ドスまりさに突きつけた最後通牒であった。 もしドスまりさが罪を犯したゆっくりを庇い立てするなら、いかなる犠牲を払おうとドスまりさを討伐するとまで宣言して、である。 老ドスまりさは、すんなりとこれを呑んだ。 老ドスまりさとしても、正直なところ人間に迷惑をかけるゆっくりの扱いには頭を痛めていたのだ。 注意しておいたのに、それに従わないゆっくりにかける情けはない、と老ドスまりさも決断したのである。 しかし今のドスまりさ──若ドスまりさはそれを知らなかった。 当然だ。老ドスまりさがそれを教えなかったのだから。 いや、教えずとも、れいむを通して注意は喚起されていた。だがドスまりさは、それを無視した。 リーダーが変わろうと協定はいまだ有効であり──その範囲には、当然ドスまりさも含まれていた。 「ぢがうぅぅぅう!! まりざざまはどずなんがじゃないんだぜええええ!!」 ようやく殴られる理由を理解したドスまりさは、必死に主張した。 ドスまりさからしてみれば、自分の知らないところで交わされた約束で撲殺されようとしているのだからたまったものではない。 「嘘つくんじゃねぇ! そんなに髪にビラビラとリボンつけたゆっくりが、他にどこにいるってんだよ!!!」 「今更言い逃れしようなんざふてぇ野郎だ!!!」 だが人間達にとっては、その言葉は通用しなかった。 当然である。普通の人間に、ゆっくりの顔の区別はつかない。ましてや、ほとんど姿を見せないドスまりさである。 人間達にとって、『人間より大きく髪の毛にたくさんリボンをつけているゆっくり』が、即ちドスまりさなのだ。 「オラァ! さっさと逝けやデカブツがぁあ!」 「ゆがばぁあああああ!!!」 人間達が、木槌で、木刀で、もしくは石で、ドスまりさを滅多打ちにしていく。その度に、ドスまりさは口から餡子を吐き出していった。 そんな折、ドスまりさの帽子からぽろりと大きなキノコが落ちてきた。 (ゆ……!) そこに、ドスまりさは希望を見出した。落ちてきたのは、ドスパーク用の魔法のキノコであったからだ。 必殺のドスパークを使えば、こんな人間達など一発で消し飛ばせる。そう思い必死に舌を伸ばして、 「させねぇよ馬鹿!」 「ゆんびぇっ!!!???」 キノコを蹴り飛ばされた挙句、伸ばした舌を踏みつけられた。最後の希望を絶たれたドスまりさは、両目から目幅大の涙を流した。 もっともチャージタイムのかかるドスパークでは、撃つ前に阻止されていただろうが、ドスまりさはそんなことにも気づかなかった。 舌を踏みつけた男が、チッ、と忌々しげに舌打ちをする。 「こうなった以上、群れも放置しておくわけにゃいかねぇな。おい又八、他の男衆連れて森のゆっくり片付けろや。加工所にも応援呼んどけ」 「おうよ」 「どっ……どぉじでええええええ!!!??? まりざのむれになにずるのぉおおおおおおお!!!???」 男の一人が唾を吐き捨てた。 「ほれ見ろ。やっぱこいつ覚えちゃいねぇ。自分から言い出しやがったくせに」 「ドスっていうくらいだからちったぁマシな気もしたが、そんなことはなかったぜ!」 かつて老ドスまりさが人間と結んだ協定には、もう一つの要素があった。 もしドスまりさ自ら人間の里に侵入した場合は、群れ全体を殲滅して良いという内容だった。 これは老ドスまりさが人間への誠意の証として自ら提案したものであり、それを受け、人間も人里に入ったゆっくり以外には手を出さないと決めたのだ。 勿論、このドスまりさはそんなことは知らない。 「じらないいいいいい!!! まりざはぞんなやぐぞぐじでないいいいいいい!!!」 「ああうっせぇ。おい、さっさと黙らせようや」 「おうよ」 それからドスまりさは男達からしこたま殴られ、餡子をきっかり半分吐き出させられると、リヤカーに乗せられ、縄で縛り付けられた。 「ゆ……が……が……」 息も絶え絶えなドスまりさは、男達の手によって、森の奥まで運ばれていく。 そしてある地点に辿り着くと、男はリヤカーを傾け、その光景をドスまりさに見せ付けた。 「……ああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 ドスまりさは叫んだ。 あたり一面に広がる餡子の海が、一体なんであるのかを理解した。 生き残っているゆっくり達は、その全てが人間の持つ網の中に詰め込まれていた。 「むれがあああああああ、まりざのむれがあああああああああああ!!!」 「うるせぇ!」 「ぐぎぇっ!」 男の拳が、傷だらけになった顔面を殴りつける。 「うわああああああん!」 「ゆっくりできないよぉおぉぉぉぉ!」 「どすぅぅぅぅ! たすけてぇえええええ!!!」 数匹のゆっくりが、人間の手を逃れてドスまりさのほうへ向かってくる。 「まーだいやがったか」 近くにいた人間が、それを足で一匹ずつ踏み潰していく。 「ゆぎぇっ!」 「おねーじゃああああわびゅっ!」 「どうじでええええ! なんでだずげでぐれないのどずううううう!!!」 「ああ、ああああ……」 ゆっくり達は、ドスまりさに助けを求めながら、ドスまりさの前で朽ち果てていった。 その中には、あのれいむもいた。 「れいぶぅぅぅぅぅぅ!!!」 れいむは後ろ半分を踏み潰されていたが、まだ息はあった。美しい髪も半分以上が喪われ、見る影もない。 「じっがりずるんだぜっ! れいぶ、じんじゃだめなんだぜええええええ!!!」 どう見ても助からない傷だったが、ドスまりさは叫んだ。叫ばずにはいられなかった。 尋常ならざるドスまりさの様子に、男達はれいむにトドメを刺すのを待ってやった。 れいむは、自分に赦された最後の力を振り絞って、ドスまりさへの別れの言葉を呟いた。 「……どずの、ぜいだ……」 「ゆゆっ!?」 「どずが……にんげんだぢに……でをだじだりなんがずるがらだ……」 「どぉしてぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉ!!??」 「うるざいッ!!!」 死に体だとは思えぬ大喝に、ドスまりさは竦んだ。 「うぞづぎっ、うぞづぎっ、にんげんなんがに、がでるなんで、どうじでぞんなうぞづいだのぉぉ……。 おまえみだいなぐぞまりざ、どずでもなんでもないよ……!」 「ぢがっ、ぢがうううう!!! まりざざまはほんどにづよいんだぜぇええええ!!! ほんどなんだぜえええ!!!」 だがれいむには、もう答える気力も残されていなかった。 話が終わったと見て、男はれいむを踏み潰すために足を振り上げた。 「ゆっくり……しね……」 それを最期の言葉として、れいむは飛び散った。 ドスまりさは、自分の群れの崩壊を最後まで見せ付けられた。 そしてそのまま、森の中に放置された。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/381.html
あんまり熱いので川辺で涼しんでいたら、やたら甲高いカエルの声が聞こえてきた。 「ケローっ! ケローっ!」 なんだか泣いているらしい、生えた草を踏みつぶしながらこっちに向かっていく。 よく見ると、その後ろから水色のゆっくりが追いかけていた。 「アタイったらゆっくりね!」 どう見てもゆっくりだね。 どうやらゆっくりカエルはあのゆっくりに追いかけられているらしい。 ゆっくりカエルはぴょんぴょん跳ねて逃げ回るが、水色のゆっくりは上下に動かず、そのまま平行に動いて追いかけてる。どうやって移動してるんだ、こいつ? 「アタイったらゆっくりね!」 「ケローっ!」 突然、水色のゆっくりが一回り大きく膨らむと。 口から冷気を吐いて逃げてたカエルを凍らせてしまった。 ……おぉっ、そんなこと出来るのか。 「やっぱりアタイったらゆっくりね!」 「……あ、あ~う~……」 体が冷凍されてカエルの動きが止まっている。水色のゆっくりはそのままカエルに近づいていって……。 あ、食べた。 「あぁあああぁぁあぁあぁあっ!」 「ガジガジ」 「やめっ……たずっ……」 カエルシャーベットはあっという間に水色のお腹に収まっていった。水色の大きさは大体30センチぐらい、カエルも同じぐらいだったんだが……スゲェ喰うな。 「アタイゆっくりだよっ! ゆっくりしてるよ!」 食べ終わると高らかに周りに宣言し始める水色ゆっくり。周りには誰もいないのに誰に言ってるんだ。 水色の体は宙に浮き、その辺を行ったり来たりしている。 こいつ、飛べるのか。 飛べるゆっくりなんて肉まんかあんまんぐらいかと思ったが、他にもいるんだな。 ……。 暴れ回っている水色を見て思う。 こいつがいたら、部屋も涼しくなるんじゃね? ……。 取りあえず話しかけてみた。 「ゆっくりしていってねっ!」 「ゆっ? アタイゆっくりだよっ!」 ……それが挨拶なのか? 「ああ、見てたよ。見事にゆっくりしていたな」 「そうだよ! アタイったらゆっくりだからねっ!」 おまえの言ってることはよくわからん。 「なるほど。でもやっぱりゆっくりなら、よりゆっくり出来る場所に行きたいものじゃないか?」 「ゆっ? アタイゆっくりしてるよ?」 「ここもゆっくり出来るけど、俺はもっとゆっくり出来る所を知っているんだ。興味ないか?」 俺の言葉に、水色は眉間に皺を寄せて考えている。よくわかってないらしい。 ……ゆっくりは馬鹿だ馬鹿だと思っていたが。 こいつは、輪をかけて馬鹿だな。 あまりに話が通じないので、掴んで持っていくことにした。 「ゆっ! アタイに何するのっ!」 「冷てっ!」 水色に触った瞬間、手に走る冷たさ。手がくっつくかと思った。こいつ氷で出来ているのか? 急に触れて機嫌を損ねたらしい。冷気を出した時のように顔が膨らんでいた。 「おじさんはゆっくりじゃないね! どっか行ってね!」 いつ俺がゆっくりだって言ったんだよっ! ……ちょっと腹立ってきたぞ。 「お前だって、ゆっくりじゃねぇよ」 その言葉は心外だったらしい。凄い形相でこちらを睨みつけてきた。 「アタイはゆっくりだよっ! ゆっくりしているよ!」 「どこがだよ! 全身氷のゆっくりなんて聞いたことねぇよ! あんこ吐けあんこっ!」 「ムッキーっ! ゆっくりったらゆっくりだよ!」 「だったら付いてきて証明してくれよ。お前がゆっくりだって」 「いいよ! ゆっくりしにいくよ!」 売り言葉に買い言葉。 気づいたら、水色が家へ来る流れになっていた。 俺にとっては願ったり叶ったり……なのか? なんだか間違えた気が……。 家に連れてきて3時間もすれば、自分がどれだけ間違えていたかがよくわかった。 畳の上を歩いたら畳が凍りつく、冷気を吐かせて涼しくしようと思ったら「アタイやすうりはしないよっ!」と言われる始末。それじゃ西瓜でも冷やすかと水色の上に置いたら凍りつき、後々「なにするのさっ!」と怒られる始末。 そして何よりも。 「アタイったらゆっくりねっ! アタイったらゆっくりねっ!」 意味もなく騒いでいるのが最高に鬱陶しかった。 こんなに使えないなんて……。 俺は頭を抱える。正直とっとと放り出したいところだが、体が冷たすぎて触れない。それじゃ勝手に帰るのを待とうと思ったら、どうも家が気に入ったらしく、まるで帰る気配がない。 他のゆっくりなら食べれば済む話だが、正直、30センチの氷を食べるなんて考えたくもなかった。 まさか力ずくで相手に出来ないゆっくりがこんなに扱いづらいなんて……どうしたものか。 ……ん? 「アタイったらゆっくりねっ!」 相変わらず叫ぶゆっくりは放っておいて、俺は思考を走らせ始めた。 そういえば……。 立ち上がり、押し入れを漁り始める。ここに確か……お、あった。 俺は鉄のかたまりを持ち上げると、水色の目の前に置いた。 「ゆっ?」 鉄のかたまりを指さして、水色に言う。 「ここに平べったくて乗れそうな所があるだろう」 「アタイゆっくりだよっ!」 ……まぁ理解したってことだろう。 「お前ここに乗れるか? 無理かなぁ、狭いかなぁ?」 「ゆっ! アタイゆっくりだもん! のれるよっ!」 案の定、挑発に乗って移動する水色。普通のゆっくりなら苦戦しそうだが、空を飛べる水色はあっさりと上に乗ってみせた。 「ほらねっ! アタイったらゆっくりでしょっ!」 「はいはい、そうだね」 乗るのはすげぇ速かったけどな。 俺は鉄のかたまりの頭についているレバーを回していく。 ほどなくして、水色が上から押さえつけられた。 「ゆっ!」 さてと。 用意しておいた器を下に置く。 「何するのおじさん、アタイゆっくりだよっ!」 はいはい。 横のレバーを回し、かき氷を作り始めた。 「あ、ああ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁっ!」 水色が回転し、器に削られた氷が乗せられていく。 「あ゛がががががっ!」 シャリシャリと音が鳴りながら、あっという間にかき氷が出来上がった。 「あっ……あっ……」 おおっ、普通に食えそうだな。えーと……。 出来上がったかき氷を手に俺はふと気づく。 そういえばシロップがなかった……。 俺はかき氷を一端置くと、そのまま外へと出る。 どうせその辺に……お、いたっ! 「みんなゆっくりしてねっ!」 「ゆっ!」 「うん、ゆっくりするよっ!」 そこにいたのは、ちょうど手のひらサイズの子供達3匹を遊ばせようとしていたゆっくりれいむの家族だった。 取り合えず親れいむを蹴り飛ばす。 「ゆ゛ぐっ!?」 変な叫び声を上げて飛んでいく親れいむ。こいつらってよく歪むから、あまり遠くまで飛ばないんだよなぁ。 「お、おかあさんっ!?」 「なにするのおじ──」 有無を言わせず、その場にいた子供れいむをかっさらっていく。 「うわあ゛あ゛ぁあ゛ぁぁっ!」 「なにずるのっ! ゆっぐりざぜでっ!」 「おがあざーんっ!」 子供の声に活性化されたのか、いきなり親れいむが起き上がってくた。元気だなこいつ。 「れいむのあがじゃんがえじでぇえぇぇぇっ!」 シュートッ! 「めぎゃっ!?」 ゴーーーールッ! 綺麗な放物線を描いて、親れいむが飛んでいく。……我ながら綺麗に飛んだな、体歪んでるのにぜんぜん減速してねぇや。 あ、誰かの家に飛び込んだ。 「いやぁあ゛ぁぁあ゛ぁあ゛ぁぁぁあ゛あ゛っ!」 「おがあ゛ざあぁぁあぁあぁぁんっ!」 邪魔者を排除して、俺は家へと戻ってきた。 「あっ! どこ行ってたの! アタイをむしするなんておじさんゆっくり──」 煩いのでレバーを回す。 「あぎゃぎゃぎゃぎゃっ!!」 水色を黙らせて、俺はかき氷を確認する。よかった、まだ溶けてないな。 「おじさん! 早くれいむたちをかえしてね!」 「おじさんとはゆっくりできないよっ!」 「ゆっくりしねっ!」 手に抱えていた子供れいむたちを、そのまま手のひらで丸めていく。 「うぎゃぁあ゛ぁぁあ゛っ!」 「うぷぷぷぴゅっぷぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ!」 「やめでうぶあおじあぶげまぜうぎゃっ!!」 しっかり混ざったあんこを、そのままかき氷の上に乗せた。 氷宇治あずきの出来上がりと……。 一口食べてみる。 ……うーん。 普通の氷宇治あずきより喰いづらいが、そのまま氷を食べるよりマシか……なにより甘いしなっ! 「ここか」 「ここだよ! ここに入っていったよ!」 「これで嘘やったらタダじゃすまさへんど」 あん? 玄関の方で声がした瞬間、大きな音を立てて扉が開かれた。 「ゆっくりっ!」 なんだ、さっきの親れいむじゃないか。……あれ? 「ちょっと失礼しますよ」 親れいむの後ろには男が付いてきていた。何だ? 「なんか用ですか?」 「いや、さっきこのゆっくりが窓から飛び込んで来てな。ふざけるなと怒鳴ったら、吹き飛ばしたのは兄ちゃんやって言うんで話聞きにきたんや」 ガラ悪っ! つーかこのゆっくり、あれだけけっ飛ばしたのになんで生きてるんだよ……。 「そう言われても、俺今日ここから出てないですし……」 「なにいってるのさ、さっき──」 レバーを回す。 「あぎゃがぎゃがっ! も、もうやめでよ゛っ!」 余計なことを言うからだ。 「それにゆっくりをけっ飛ばすなんて誰だってやるでしょ、俺だっていう証拠がないじゃないですか」 「まぁそうなんやけどな……」 俺の言葉に面倒くさそうに頭を掻く男。どうも泣きつかせて儲けようという考えだったらしいが、引く様子がないので迷っている。 そもそもガラス代も、この親れいむを加工所に連れていけばちょっとは金になるし、大きな騒ぎにしたくないのが本音だろう。 「ゆっ! そんなことないよっ! れいむを蹴ったのはおじさんだよっ!」 ……煩いのがまだいたか。 「だから証拠がないだろう。何かあるのかよ」 「れいむの子供どこにやったのっ! あの子たちがいる筈だよ!」 「この部屋のどこに子ゆっくりがいるんだ?」 周りを見渡す男と親れいむ。もちろん子ゆっくりなんて影も形も見あたらない。あるのはかき氷に乗ったあんこだけだ。 「ゆっ! そ、そんなはずないよ! どこにいるのぉっ!」 呼び掛ければ返事をしてくれると、親れいむが叫び始める。 その間に、男と目があった。 「……」 手に持っていたかき氷を見せる。 「……」 男は頷くと、そのまま親れいむを片手で鷲づかみにした。どうやら伝わったらしい。 「ゆっ!? な、なにするのお兄さん!!」 「どうやら嘘だったみたいだな……」 その言葉に、親れいむは饅頭肌を青くして震えた。 ……どうやって色変えてるんだ、この不思議生物。 「ち、ちがうよ、れいむうそなんて」 「それじゃ約束通り、加工所いこか」 「いや゛ぁぁぁあ゛ぁぁあ゛あ゛ぁぁっ! かごうじょばい゛や゛だぁぁぁあ゛あ゛ぁっ!!」 暴れ回るが、ゆっくりが人の力に逆らえるわけがない。 食い込む親指の感覚に震えながら親れいむは連れて行かれる。 ……。 出て行く瞬間、俺は親れいむが見えるようにかき氷を食べ始めた。 「あ゛あ゛っ!!」 扉が閉められる。 親れいむの暴れている声が聞こえていくが、もう俺には関係ない。 ……やれやれ。 ため息をついてその場に座る。予想してなかった騒ぎに疲れがたまった。 ……。 俺は最後の光景を思い出し、思わず顔がにやけてしまう。 あの絶望で満ちた顔に、俺は溜飲が下がる思いだった。 さて。 業務用かき氷機の方を見る。 「おじさんゆっくりじゃないねっ! 早く外してねっ!」 さっきは喋らなかったので、ちょっとは学習したかと思いきや、時間が経つとまた水色は喚き始めた。 ……やっぱり、馬鹿だから数分で忘れたんだな。 それだけ忘れられたら、人だと幸せに生きられるんだろうが、水色が忘れても鬱陶しいだけだ。 しかし、どうするか。 全部削って食べるのは流石に辛い。 いっそ、削ってそのまま流しに捨てるか。 水色を処分する方法を考えながら、取りあえず腹が減ったので俺は洗い場の方へ向かう。 「ちょっとむししないでよっ! アタイはむしたべるんだからねっ!」 ……。 一瞬、無視なんて知っていたのかと思ったが、やっぱり馬鹿は馬鹿だった。 何かないかと食材を探し始める。 えーと、何か食えるものが……。 ……あ。 「だからむししないでっ! アタイたべちゃうよっ!」 ……うん、面白そうだな。 俺はその場から離れると、今度はかき氷機に近づいていった。 「ゆっ?」 「わかったわかった助けてやるよ」 頭についたレバーをゆるめ、水色を動けるようにする。 途端、水色は俊敏な動きで逃げ出していた。 「ゆっ! ようやくアタイがゆっくりだってわかったみたいね!」 だから、その速さのどこがゆっくりなのかと。 「でもおじさんはゆっくりじゃないねっ! アタイそろそろかえるよっ!」 「ああ、帰るのか?」 「ええ! ゆっくりじゃないおじさんはとっととれいとうはそんされてね!」 破損してどうする。 「残念だな。せっかくエサを用意してたんだが……」 言った瞬間、水色がこっちを見ていた。凄い食いつきだな……。 「エサっ? アタイしたにはうるさいよっ!」 「ああ、ゆっくりには美味しいって絶賛されているものがあってね。それなら満足できると思ったんだ」 ゆっくりに絶賛と聞いて興味が惹かれたらしい、さっきまでとは打って変わって瞳が輝いている。 「いいよっ! ゆっくりたべてあげるねっ!」 「そうかい、それじゃちょっと待ってな」 俺はまた洗い場へ引き返す。 水色に与える食材を手に取り、そのまま引き返してきた。 「それじゃ今から目の前に置くから、ちゃんと凍らせろよ」 「もちろんだよ! アタイに任せておいて!」 顔を張って自信満々に言う。 俺は手を開き、素早く食材を置いた。 水色の顔が膨らみ、瞬間冷凍しようと冷気を吐く。 しかし、食材が凍ることはなかった。 「ゆっ?」 「なんだ、凍らないみたいだな」 食材は水色よりも小さいながら同じゆっくりだ。しかしゆっくりカエルを食べていた水色には特に疑問はないらしい。特に気にせず、どうして凍らなかったのかを考えている。ああ、馬鹿でよかった。 「まぁいいじゃないか。そのまま食べてみたらどうだ?」 「もちろんアタイそのつもりだよっ! おじさんはだまってて!」 はいはい。 言われた通り黙っておくと、水色は躊躇せず大きく口を開けて、そのゆっくりを飲み込んだ。 「もぐもぐ」 「……」 「もぐもぐ……っ!?」 突然、口を開いたまま水色が痙攣し始めた。 「どうした? 美味しくないかっ?」 「ちがうよっ! アタイゆっくりだよっ!」 なんか慣れたな。 「お、おじさんっ!」 「なんだ?」 「あ、熱いよっ! すっごくあつじっ!?」 水色が最後までいい終わらないうちに、食べたゆっくりは水色の頭を通って中からはい出てきた。 「もこーっ!」 それは、ゆっくりもこうだった。 やっぱり、中で燃えると溶けるもんなんだな。 「あ、あああああああああっ!」 水色の痙攣は止まらない。もこうはそのまま水色の頭に乗って燃え続けている。 「もっこもこにしてやるよっ!」 「とける、アタイとけちゃうっ!」 もう頭の上部分は完全に溶けて、俺の家の床を水浸しにしていた。あとで掃除しないとな……。 「おじさんっ! 水っ! 水ちょうだいっ!」 「水ならそこの壺に入ってるぞ」 言い終わった途端、壺に向かって飛んでいく。 しばらくして、水色の大きな声が聞こえてきた。 「なかからっぽだよぉおおぉおおおぉおおぉっ!」 そりゃな。もったいないじゃないか、水が。 俺は両手でしっかり抱え、そのまま壺に向かっていく。 中を覗き込むと、もう半分近く溶けきった水色がそこにいた。 「お……おじさ……アタイ……」 「何だかさっきよりゆっくりしてるなっ!」 「……ち、ちが……」 「そんなお前にプレゼントだ。受け取ってくれっ!」 水色の上へ抱えていたものを落としていく。 抱えていたのは大量のゆっくりもこうだった。 「あ……」 「もこたんいんしたおっ!」 全員が一斉に炎を纏う。 「……あた……」 あっという間に、水色は溶けきって水に変わっていた。放っておけば蒸発し、跡形もなくなくなるだろう。 俺は安心と落胆でため息をついた。 やれやれ、もうちょっと使えると思ったんだがなぁ……。 もこうは一定時間炎を纏う。出せる時間に制限があるものの、物を燃やす時はかなり便利だ。 俺は使えるゆっくりはちゃんと使っていくが、使えないゆっくりほど邪魔なものはない。 いいゆっくりは、使えるゆっくりだけだ。 さて……。 改めて飯を食おうと、洗い場へ近づいていく。 「もこーっ」 そこに残っていたゆっくりもこうが、元気な声を上げていた。 End ゆっくりちるのをゆっくりもこたんで溶かしたかった。 すっきりー。 by 762 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2724.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1305 しゃっきんさん その後。/コメントログ」 生温いな…このれいむにはもっと凄惨な末路が似合ってたはず -- 2010-06-08 23 03 51 いいじゃん。ゆっくりが餡子脳つかって必死に考えた作戦につきあってやるのも一興だろう。 -- 2010-07-14 11 39 56 ほほえましい。 -- 2010-07-16 18 15 08 堕胎だけじゃれいむに与える制裁としては全く足りないだろ -- 2010-08-10 14 42 43 ぬるすぎる。れいむが簡単に狂って楽になってしまってる。もっとじっくり苦しめて己の行いを後悔させてほしかった。SATSUGAIしたはしたけどやったのまりさだし。俺達はお兄さんの苛烈な制裁が見たかったんだ。そうだろみんな。 -- 2010-08-22 12 52 59 もう少し虐待成分をプラスすればもっと良くなったと思う。次の作品に期待。 -- 2010-09-05 12 22 57 ちぇんは可愛いくて素直だから、ちぇんをおすすめするぜ マジで可愛い… -- 2010-09-28 00 35 17 ↓いや、さなえのほうが礼儀正しくて素直だから可愛い -- 2011-08-25 08 48 53 ↓追記:もちろんゲスや野良は対象外だぜ -- 2011-08-25 08 50 05 これもまた良いと思うが。このれいむは通常よりも頑丈じゃない個体だったんじゃないのか? -- 2011-11-05 10 56 51 堕胎だけじゃなく、中枢餡も少し削れたせいで発狂したんじゃないのかね? -- 2012-10-04 11 22 57
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3146.html
しばらくして男が部屋に戻ってきた。 「どぼじでええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおお!!!!」 男の姿を見てまりさがまた叫びだした。 男はまりさの呼びかけに答えずに箱の中に何かを投げ入れた。 「まりざあああああああ!!!まだありずどすっきりじまじょおおおおお!!!!!!」 それは昨日の発情ありすだった。汚いのも臭いのも全然変わってない。 「どぼぢ・・・で・・・・・・・・・ゆううええええええ!?ありずぅうううううう!!!?」 叫んでいたまりさはありすの姿を確認し、慄いた(おののいた)。 昨日のおぞましい記憶が脳裏に甦り、まりさは昨日よりは広くなった箱の中で逃げ出そうとする。 「おい、せっかくまりさとの間に赤ちゃんのいない所にありすを置いてやったのに まりさが逃げまわったら赤ちゃん踏み潰してしまうぞ。」 「ゆぐっ!!!?」 男の忠告にまりさの体が固まった。と、同時に猛烈な勢いで突進してきたありすに圧し掛かられ組み敷かれてしまった。 「まりざあああああ、まりざああああああ、まだすでぎなよるをずごじまじょおおおおおお!!!!!!」 「いやああああああ!!!!!!すっきりじだくないいいいい!!!!ぎぼじゅわるいいいいい!!!!!!!」 「今は朝だろ。」 男の空気の読めてないツッコミ以外昨日と同じだった。 「お゛に゛い゛い゛ざん゛ん゛ん゛!!!!な゛ん゛で゛あ゛り゛ず づ れ゛で ぐ る゛の゛お゛お゛!!!!」 「いやぁ、ついうっかり赤ちゃんのお目目潰しちゃったからさ、 まりさの赤ちゃん“台無し”にしちゃったお詫びに、また元気な赤ちゃん作ってもらおうと思ったんだ。 何、俺とまりさの仲だ。お礼は い・ら・な・い・よ。」 「だい゛な゛じな゛ん゛がじゃ゛な゛い゛よ゛お゛お゛!!!!おべべびえなぐでもまりざのがわいいあがぢゃんだよおおお!!!」 まりさの抗議の声が男に届くことなく、まりさは昨日と同じように犯されていった。 全身のありとあらゆるところをありすの肌と舌で責められ、唇はもちろん口内も蹂躙された。 そしてすっきりした。まりさの頭からまたも蔓がニョキッと生えた。 「ぶふふうううううぅぅぅぅ・・・・・・なかなかとかいてきなまりさだったわぁぁぁぁ。またこんどすっきりしてあげるわねぇ~。」 「ゆぐっ・・・・・・うべぇ・・・・・・もうやだぁ・・・ありずど・・・ずっぎりじだぐないよおおおぉぉぉ・・・・・・」 満足していたありすとは対照的にまりさは泣いて震えていた。 「ありす、ちょっと待て。」 男がまりさから離れて自分に近寄ってきたありすを口で制した。 「ゆぅ?な、なぁに・・・おにいさん?もう、きょうのすっきりはおわりでしょ?」 「今日は特別にもう一度やっていいぞ。」 「ゆ?ゆうぅ?ほんとおぉぉぉ?もういちどすっきりしていいのおおお?」 男の許しがない限り相手を殺さないように一日一回まで言われてるすっきりをもう一度許可されたことにありすは喜ぶ。 「ああ。ただし今度はお前のぺにぺにを使うんだ。もちろんまりさはまむまむをな。」 「ゆうう~?ぺにぺにで・・・・・・?」 だが男の出した条件に顔をしかめる。それもそのはず。 ほとんどの発情ありすはぺにぺにでのすっきりをあまり好まない。 性感帯として使える面積の多いすりすり型のすっきりに比べ、動物型のすっきりは相手と触れ合う部分が少ないために 快楽の速効性に欠け、すっきりまで時間がかかるからだ。 それに加えて動物型の場合、相手がちょっと動いて逃げようとするだけで ぺにぺにがまむまむから抜けてしまうので相手の同意がなければ難しい。 だから俗にレイパーと言われる発情ありすの大半は、動物型よりすりすり型のすっきりを好む。 自分から動物型のすっきりを選ぶのはたくさんの無理やりすっきりを経験した玄人レイパーありすくらいである。 「ゆふぅ~、しがだないわねぇ~、とがいはのありずはせづなでぎなすっきりでもいいけど じっくりおどなのすっきりもたんのうじであげるわ~。」 もっとも動物型じゃなければすっきりが許可されないのであれば、たとえ動物型でもすっきり出来る方を選ぶのは言うまでもないが。 ムクムクとありすの腹から小さな突起物、ぺにぺにが生えてきた。 「ゆううううううう!!!!!もういやあああああ!!!!!ありずとずっぎりしたぐないいいい!!!!」 男が泣き叫ぶまりさを両手で掴んで押さえつける。 「ありす、動物型じゃお前一匹では難しいだろう。手伝ってやる。前からと後ろからとどっちがいい?」 「ゆうぅ・・・ぞうねぇぇぇええ~、やぜいてきとがいはのありずは、わいるどにばっくからがいいわ~。」 「OK。」 男はまりさを回転させてありすに背を向けさせると、前に押し倒した。そしてまりさを上下反転の「への字」状態に逸らす。 すると底面に近い腹の部分、ありすが今ぺにぺにを生やしてるあたりに注意して見なければ気付かないほどの小さな閉じた穴を発見する。 まむまむと呼ばれる動物型すっきり用の器官である。ぺにぺにじゃない時はまむまむとして体内に収まっている。 「ほい、準備OK。」 男がそう言った。 まりさのまむまむを目にして、ありすの興奮が絶頂まで達する。 「まりざのまむまむ、どっでもぎれいででかわいいわああああ!!!!ありずのぶとくでがだいのうげどめでええええええ!!!!」 聞くに堪えない台詞を発しながら、ありすはぴょんとまりさの真後ろに向かって跳躍する。 そしてその勢いのまま着地するより前に空中でいきり立ったぺにぺにをまりさのまむまむへと差し込んだ。 「ナ~イスショット♪」 男がありすの何の役にも立たない妙技を誉めた。 ありすはぺにぺにが抜けないように、上手く体をくねらせて着地する。 「ゆ゛ぎ ぐ が あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 絶叫をあげたのはまりさだった。 動物型すっきりといえど、最初はすりすり型みたいに肌をこすり合わせる前戯から行う。 まむまむは基本閉じているために相手から分泌される体液では外側しか濡らすことは出来ない。 自分自身でまむまむの中に体液を分泌しないとまむまむの中は濡れないのだ。 そうやって自分の体液でまむまむの中を十分に濡らすことによって、まむまむは相手のぺにぺにをスムーズに受け入れる準備を整える。 しかし、それは受け側のゆっくりが相手のゆっくりを愛している場合である。 ありすを全く愛していないまりさが、まむまむの中に自らの体液を分泌することは無かった。 まったく準備の整っていないまりさのまむまむは、ありすのぺにぺにを入れられたことにより激しく接触部分をこすられ、 まりさは体の内側から鋭い痛みに襲われる。 「ゆぎいいいいいいいいい!!!!!いだいいいいいい!!!!!ぬいでえええええええええ!!!!!!!!」 「ゆほおおおおおおおおおおお!!!!まりざのながどっでもずでぎよおおおお!!!ずっごいじめづげでぐるうううう!!!!」 まりさは体の内側からの激痛に悲鳴をあげ、ありすはそんなまりさの悲鳴を喘ぎ声と受け取りヒートアップする。 体に襲い掛かる危険信号にまりさのまむまむは異物を排除しようと締め付けるがそれがまりさに更なる地獄をもたらす。 まりさのまむまむの内部が、ぺにぺにとより激しくこすれ合うようになって、まりさの苦痛は更に増していった。 「あげっ・・・・・・!!!!ぐぎぃいいい!!!ひぎゃああああ・・・・・・!!!!!おぐぅえええええ・・・!!!!!」 視点も定まらないまま、まりさは獣のような悲鳴を上げてまむまむを犯され続けた。 (挿絵08) 「んふぅおおおおおおおおおおお!!!すっきりいいいいいいいいい!!!!!!!」 「ぐぎいいいいいいいいいいいい・・・・・・すっきりー・・・・・・・・・」 ありすのすっきりと共にぺにぺにからカスタードが放出され、それをまむまむで受け取ったまりさも絶頂に達した。 ここらへんはすりすり型のすっきりと変わらなかった。 結局ありすはそれから男の許可の元、動物型すっきりで三回絶頂に達した。 なんだかんだいいながらも動物型すりすりも結構気に入ったようだ。 最後は男にまりさを仰向けにしてもらって、まりさの顔を見下ろしながら行為を楽しむ余裕が出来たくらいである。 (挿絵09) まりさは体の中に小さな異物が形成される感覚を覚えた。にんっしんである。しかしこれは今までのにんっしんとはちょっと違う。 頭に生えた蔓から一日で産まれた植物型にんっしんと違い、今度の赤ちゃんはまりさの腹の中から数日した後に生まれてくる。 更に植物型で生まれたプチトマトサイズの赤ちゃんよりも一回り大きいミカン程度のサイズで生まれてくるの。 生まれる数も一度に何匹も生まれる植物型に比べて、一回の動物型すっきりで生まれるのは1、2匹くらいである。 これがすりすり型すっきりの植物型にんっしん(出産)に対するゆっくりのもう一つの繁殖方法、 動物型すっきりの胎生型にんっしん(出産)である。 ありすが動物型で三度すっきりしたので最低でも三匹は生まれてくることになる。 男はまりさの頭に最初に生まれた赤ちゃんの蔓がくっついたままだったのを見て引きちぎって持ってった。 まりさにはそれを見て何かする元気は無かった。 その日の夕方、生まれてから半日近く何も食べていなかった赤ちゃん達に初めての食事が与えられた。 その餌は普段発情ありすに与えていた生ゴミだった。 とてもお腹を減らしてた赤ちゃん達は本能的にそれが食べ物の匂いだと気付くと 目の見えない体でずりずりと生ゴミの元まで這いずって行って箱の中に投げ捨てられた生ゴミを貪り喰った。 生まれて初めての食事に赤ちゃんみんなで「むーちゃむちゃ、ちあわちぇ~♪」と喜んだ。 まりさはそれを見て悲鳴をあげた。 「あ・・・あがぢゃんんんん!!? な゛に゛だ べ で ん゛の゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!!」 元々人間と同じ食事をしてて、クズ野菜でさえもためらうゆっくりが、自分の子供のそんな姿を見れば当然の反応だろう。 男はそれを見て笑っていた。このために赤ちゃんの生まれ落ちた後の蔓を食べさせる前に処分したのだ。 赤ちゃんの舌を肥えさせなかったおかげで目の前の光景があるのだ。 男は生ゴミを貪る光を失った赤ちゃんゆっくりと、それを見て食べるのをやめるように泣きながら説得するまりさを満足するまで眺めた。 新しく植物型の子供と胎生型の子供を身篭ったまりさが、生ゴミを拒否して衰弱死しては面白くないので 男はまりさに無理やりクズ野菜を口に詰め込んで食べさせると部屋を出て行った。 男は部屋を出ると独り言を漏らした。 「ふうううう、やっぱり子供を愛してるゆっくりとその赤ちゃんを甚振るのは最高だなぁ。気持ち良過ぎるぜ~。 ・・・・・・と、子供を愛してるゆっくりといえば、その逆のあいつらどうなったかな。」 そういって別の部屋に入っていった。そこは別のゆっくりの家族を虐待している部屋だった。 部屋の中にいるのは親れいむと子ありす、子れいむ。 子ありすと子れいむは成体ゆっくり四匹分ほどの透明な箱の中にいた。 箱の中で食べ切れなかったお菓子を残して、悠々と姉妹と遊ぶなり食休みを取るなりしていた。 同じ箱の隅にはぽっかりと円形の穴が開いていて、同じ大きさの円形の透明な筒に通じていた。 成体ゆっくりよりちょっと大きいくらいのサイズである。 穴の出口は金網で閉じられていて、脱出することは出来ない。 そこに閉じ込められているゆっくりが一匹、成体のれいむであった。この子ありすと子れいむの親である。 「おねがいいいい、れいむのあがぢゃんだぢいいいい、おがあざんんにもごはんぢょうだいいいいいい、おながずいでるのよおおおお・・・」 情けない声で穴の外の子供達に食料を分けてくれるように頼んでいる。 しかしそんな哀れな母親への子供達の反応は冷ややかだった。 「ゆっ!おきゃーさんに、あげりゅおきゃちは、なにもにゃいよ。そきょでゆっきゅり、がちちてね!」 「おきゃーしゃんは、ありしゅたちに、なにもくれなかっちゃくちぇに、じゅうじゅうしいよ!」 「ゆっきゅちちね!こにょ、ぶちゃ!!」 子ゆっくり達の誰も母親に助けを差し伸べようとはしなかった。なぜならそれは自分達がされたことだからである。 この親れいむ、元はつがいの成体まりさと、そのまりさと自分の間に生まれた子供達と一緒にここに連れてこられた。 山で自分達の巣にいたところを男に捕獲されたのだ。 男が巣を覗いた時、親れいむが子供達に歌を歌ったり、親まりさが自分の髪の毛や帽子で他の子供達を遊ばせていた。 姉妹同士ですりすりしている個体もいたし、親とすりすりしている固体もいた。 地面には食べ残しと思われる山菜や虫など食いちぎられた欠片が落ちていた。 食後の幸せなひと時といったところだろうか。 「ゆゆゆ~ゆゆ~♪ゆ~ゆ~ゆ~♪」 「ゆっ♪ゆっ♪」「きゃっ♪きゃっ♪」 「しゅりしゅり~♪おねーちゃんとしゅりしゅり~♪」 実に幸せそうだった。 (挿絵10) 男はこのゆっくり一家を自宅に連れ帰ると、家族を箱に閉じ込め、そこに発情ありすを放り込んだ。 あっという間につがいのまりさ、子供達共々すっきりさせられ、れいむ自身もありすとの子を宿してしまう。 まりさと子供達は、にんっしんの蔓に栄養を吸い取られ、黒ずんでこの世を去った。 男がありすにれいむ以外は好きに犯していいと許可したために、ありすが本能のまま、まりさと子供達ですっきりしまくったからである。 (挿絵11) れいむは生まれたありすとの子供達を自分の子供とは認めなかった。 厳しい自然を生き抜いて、やっと手に入れた愛する家族、幸せだった日々は一瞬でこの世から無くなってしまった。 代わりにれいむの前に現れたのが汚くて臭いありすとの間に生まれた赤ゆっくり達。 欲望に身をまかせることしか頭に無い醜悪なありす。自分の大切な家族を犯し殺したゆっくり。 そんなありすと自分の間に生まれた子供。望まれず生まれた呪われた子。れいむにとっては愛せる存在ではなかった。 発情ありすと同種の赤ありすはもちろんのこと、その赤ありす達に「いもうと」「おねえちゃん」と呼ばれる赤れいむ達も例外ではなかった。 れいむは自分とありすとの間に生まれた子供達を徹底的に迫害した。 男から与えられる餌は一切分けてやらずに自分だけで食べ、必死に懐いてくる赤ちゃん達を死なない程度の体当たりで弾き飛ばした。 弾き飛ばされて痛みで泣いている赤ちゃんを見て、「クズ」だの「ゴミ」だの「いきてるかちがない」だの罵った。 それでも赤ちゃん達は本能的に親への愛情を訴えた。しかしれいむがそんな子供達に情けをかけることは一切無かった。 (挿絵12) 赤ちゃん達は餓死寸前になると男から直接餌を食べさせてもらった。そしてまた餓死寸前になるまで母と一緒の生活に戻される。 そんな環境の中で一週間すごした。 その後全員れいむから隔離され、しばらくの間、男から食事をもらってすごした。 そして次に親子が再開したのが先ほどのシチュエーションである。 母と隔離されてる間に赤ゆっくりから子ゆっくりにまで成長した子供達は男からたくさんのお菓子をもらい、 れいむは子供達から食料を分けてもらうことでしか食事をする術はない。 「ゆっ!おまえたち、そのおかしをれいむによこしてね!!ゆっくりしないではやくしてね!!! さもないとそのおかしたべるのはゆるさないからね!!!」 最初は隔離前と同じ威勢の良さで、子供達に食料を分けるように命令した。 おどおど自分に媚びへつらっていた子供達なら、自分の命令を聞くと確信していたのであろう。 しかし、子供達にれいむの命令が届くことはなかった。 親から隔離されて男から餌をもらうことにより、親への依存心を無くした子ども達。 依存心を無くしたことにより、依存心のために持っていた実の親への愛情も無くなった。 残っているのは生まれてからずっと自分達を迫害し続けてきた親への憎しみのみである。 れいむは何度も言うことを聞かない子供達に声を荒げ命令したが、 恐れる必要も媚びる必要もない今、子供達は一切耳を貸さなかった。 そして今に至る。極度の空腹状態で一日一日と死に近づいていたれいむはプライドを捨て、憎いありすの子供達に「お願い」をしていた。 だが、それについても、すぐに態度を改めたわけではない。 子供達に懸命にお願いするようになったのは昨日の夜からだったが、その前に二日間、お願いも命令もしなかった期間がある。 終始ブツブツと言っていた。おそらく自身の命とプライドをずっと天秤にかけ、葛藤していたのだろう。 そして今、安っぽいプライドを捨て、最愛のつがいと最愛の子ども達を奪ったありすとの間に生まれた子供達に、懸命に命乞いをしているのだった。 最初の強気な態度はどこへやら、立場が逆転し、自分のやったことのツケを払うことになったれいむ。 男はそんなれいむが余りに面白くて笑い、なじった。それに対するれいむの反応が更に滑稽だった。 そのうちれいむが精神的ショックのあまりに餡子を吐いて気絶したので男はその部屋を出て行った。 (挿絵13) 男にはありすに犯されたゆっくりが、生まれる子供達をどう扱おうと、それに相応しい虐待のプランがあったのだ。 だからこそ、あのまりさが子供達を愛してくれたのは素直に嬉しかった。 既に見てるのと同じパターン、同じ虐待では面白くないから。 もっとも、あのまりさの言動から、あいつは自分の子供達を見捨てないと半分確信してたのだが。 おかげで今日はそれなりに満足のいく虐待が出来た。 その日の夜、男は気分良くぐっすりと寝た。目を閉じるとその日の虐待の光景が思い出された。 九割がまりさ親子の方の光景だった。 中編 4につづく
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1729.html
※地名とか色々適当に俺設定、そういうの嫌な人は注意 冬の味覚 数年前、ここ幻想郷にゆっくりが現れて以来、私達の生活は様々な変化を見せた。 中でもその変化が如実に現れたのが『食』である。体が饅頭で出来ている彼らは、食料として非常に優秀であった。 本誌では、そんな彼女らを用いた幻想郷各地の至高のゆっくり料理を紹介するものである。 「ぶらりゆっくり食べ歩紀行 ~冬の伝統、干しゆっくり~」 ぎゅっぎゅっ・・・「いぎゃああああぁぁぁぁ!!!」 人々の足踏みに合わせ、ゆっくり達の悲鳴がリズミカルに響く。 今回紹介するのは『干しゆっくり』である。この干しゆっくりは北の村で作られたのがはじまりと言われている。 ここ北の村は左右を痩せた土地に囲まれており、また川からも遠く離れ農耕を行うには難しい土地であった。 だが、そんな場所でも強く立派に成長する作物があった。それがこれ、サツマイモである。このサツマイモは生育に肥沃な養分を 必要とせず、北の村の土でも充分に育つことが出来た。また水気が少なく、一年を通して乾燥している気候もサツマイモの甘さを 高める要因となった。そういったことから、ここ北の村ではサツマイモが貴重な栄養源として、あるいは外貨を得るための商品と して、大変重宝されていた。 話をゆっくりに戻そう。そんなこの村で考案されたゆっくり料理こそが「干しゆっくり」である。これはゆっくりの出現以前より 厳しい冬を越えるためにと作られていた「干しいも」を基に考案された加工法である。 作り方は、秋に作物を狙って畑に現れるゆっくりを罠を用いて一網打尽にするところから始まる。 当時人間の間でも貴重であった甘味の一つであるサツマイモは、ゆっくり達にとっても危険を冒すだけの価値を持っていた。 後を絶たぬゆっくり達の襲撃、それらに対して用いられたのがトラバサミである。もっとも、従来の野生動物を捕獲するために用 いられるそれと違い、直径一寸程しかない小型のものである。この大きさなら芋の蔓に結び付けるだけで使用が可能で、カモフラ ージュも簡単である。実際にその効力を検証してみよう。 「ゆゆ!!にんげんがいない いまがちゃんすだよ!!」 そうして藪を掻き分けて現れたのはまりさ種率いる数匹のゆっくり達。どうやら人の居ぬ間にこの畑のサツマイモを失敬しようと のことらしい。 「にんげんは ごはんをひとりじめしてずるいよ!!ゆっくりできてないね!!」 「おいもさん!!れいむたちが すぐにたべてあげるから ゆっくりまっててね!!」 プンプン怒ったり、あるいはだらしなく涎を垂らしたり。ゆっくり達は次々と勝手な主張を口にする。どうやらこうして自身を鼓 舞し、士気を高めているらしい。 「「「そろーり・・・そろーり・・・」」」 そう口で言いながら列をなすひしゃげた饅頭。当人達は見事に隠れているつもりらしいが、蔓の上に飛び出した頭と、辺りに響く 『そろーり』の合唱によりバレバレである。だがそれを我々は止めはしない、そうする必要が無いからである。 「ここらでいいよ、それじゃゆっくりひっぱってね!!ゆーえす!ゆーえす!」 「「「ゆーえす!ゆーえす!」」」 皆で蔓を咥えると声を合わせてそれを引き始める。これを引き抜けば甘~いサツマイモが鈴なりに姿を現す、その姿を想像するだ けで、おのずと涎も流れ出す。そんな折である。 バチンッ!! 「ゆぎぃ!!?いだいいいぃ!!!!」 1匹のれいむにトラバサミが食いつく。突然の痛みに、れいむは思わず蔓を咥えたまま転がり始める。 だがそれがいけなかった。 「ゆおっ!?れいむ!!ゆっくりとまってね!!」 「あばれないでね!!ゆっくりおちついてね!!」 そんな仲間の言葉もれいむの耳には届かない。そして暴れるれいむに引かれるように、蔓は大きくうねりをあげる。 それはまるで獲物を絞め殺さんとする毒蛇のようである。そんな毒牙にかかったか、ゆっくり達はあっという間に1匹残らずガンジ 絡めになってしまった。 「ゆー!!ぬけないよ!!ゆんっふー!!!」 「ゆわぁ!!あばれないでー!!ゆっくりじまるぅ!!」 「ぐるじいぃぃぃぃ!!!」 なんともあっけないものであった。トラバサミがれいむに噛み付いてものの数秒でこの有様、芋蔓式とは正にこのことだ。 そうしてゆっくりと体を締め付けられ、すっかりぐったりしきったところで回収に向かう。 「ゆ!!みんな、にんげんがきたよ!!」 「おじさん!!ゆっくりしてないで はやくれいむたちをたすけてね!!」 「さっさとこれをほどくんだぜ!!それから、まりさたちはつかれたから たべものもよこすんだぜ!!」 「そしたらとくべつに おじさんをまりさたちの こぶんにしてやらなくもないんだぜ?」 これで助かったとばかりに、次から次へと好き勝手に喋りだすゆっくり達。この状況でここまで言えるとは稀代の豪胆か、もしく は底抜けの馬鹿かのどちらかくらいだろう。もちろん、こいつらは後者だが。 「ゆ~♪かわいいれいむを いちばんにたすけるなんて、おじさんはみどころがあるね!!」 「なんでまりさじゃないのおぉぉぉぉ!?」 「ゆぎぎぎぎぎ!!なっどぐいがないいぃぃぃぃ!!!」 そうして男が1匹のれいむに手を伸ばす。とうのれいむはご満悦、周囲のゆっくりは何で自分じゃないのと不満をもらす。 仲間に向かって得意げにふん反り返るれいむ。ざまぁとでも言わんばかりの姿である。だがその顔も長くは続かない。 メコォッ!! 「ぶっべえええええぇぇぇぇぇ!!?」 男の腕は蔓に向かわず、そのままれいむの顔面に突き刺さった。これを見ていたゆっくり達は大爆笑、今度はこちらがざまぁ顔である。 「ゆっへっへっへ!!ばかなれいむにはへこんだかおがおにあいなんだぜ!!おお、きれいきれい!!」 「さっすがれいむはぜっせいのびじょだね!!こんなかわいいゆっくりみたことがないよ~♪」 口汚く罵りあう饅頭一同。いつになれば自分の立場に気付くのだろうか。 だが男はそれを意に介さない。別に饅頭が馬鹿であろうが食すぶんには問題はないのだ。 「おっさん、きにいったんだぜ!!まりさのこぶんにしてやるから ゆっくりほどくぶううぅぅぅぅぅっっ!!!??」 今度はそう口にするまりさに拳を叩き込む。流石にこれには周囲の饅頭も、餡子脳ながら危険を感じたらしい。 「いやああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 「なんでぞんなごどずるのおおおおぉぉぉぉ!!?!?」 態度を一変させ絶叫をはじめる。中には命乞いのため機嫌取りに走る者も現れるが、そんなことは関係ない。 次々に顔から腕を生やすゆっくり達。その全てが大人しくなったのを確認すると、男はそれらを持ち帰った。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ!!!ゆっくりはなぜぇぇぇぇぇぇ!!!」 捕まったゆっくり達は、藁や芋の蔓でグルグルに巻かれて身動きを封じられていた。 そうして自由を奪ったゆっくりを、巨大な蒸篭に並べいれる。 「ゆがあああああぁぁぁぁぁ!!!あづいいいいいいいぃぃぃぃ!!!」 蒸篭からはもうもうと湯気が絶え間なく立ち上がる。だがこれでゆっくり達が死ぬようなことはない。 もとが饅頭であるゆっくりは蒸されたところで死にはしないのだ。なお、ここで饅頭を蒸かし直すには2つの理由がある。 1つ目は殺菌消毒である。いくら饅頭とはいえ、人間に管理されていない野生のゆっくりの体には汚れや汚物がたまっている事も多い。 高温の蒸気で表面を殺菌し、またサウナのように発汗を促すことで体内からも不純物を排泄させるのだ。 2つ目は味覚である。ゆっくりを長い時間をかけてたっぷり苦しめることで、その餡子の風味や甘みは格段に向上する。 こういったところに、人々の生活の知恵と食に対する工夫が見受けられる。 そうしてたっぷり3時間は蒸かした後に、これを大きな蚊帳のような施設にあけて天日干しを行う。 心地よい秋風により、じっくりと時間をかけてゆるやかに冷まされる餡子。そうすることにより舌触りがより滑らかになり、繊細な口当 たりを餡子に演出するのだ。 「ゆふぅー・・・・・」 とうのゆっくり達も地獄のサウナからの脱出にすっかりご満悦で、だらしなく伸びきっている。この緩急を用いることが、ただ甘ったる いだけに仕上げずメリハリを利かせるコツなのだ。こうしてゆっくりをたっぷり涼ませると、いつのまにやら辺りは暗くなり始めていた。 「ゆ!!おじさん、もうくらくなってきたから れいむたちゆっくりおうちにかえるよ!!」 「それになんだかさむくなってきたんだぜ!おっさんはゆっくりしないで さっさとここからまりさをだすんだぜ!!」 そう口々に騒ぎ立てるゆっくり。今日のことを少し涼んだ程度で忘れるとは、何とも悩みのない頭である。少し羨ましいくらいだ。 「お前らみたいな畑を荒らすようなやつを帰すわけないだろうが。ただま、無駄に殺したりしないでちゃんとおいしく食ってやるからさ。 いつか食べられるその時まで、せいぜいゆっくりしていけよ。」 「「「なにいっでるのおおおおぉぉぉぉ!!!??」」」 騒ぐ饅頭を一瞥すると、男は満足げにそこを後にした。 何でもあそこで実質上の死刑宣告を行い、油断してたるみきったゆっくりを再度引き締めるのだそうだ。 一度ならず二度三度ともんでやることが美味しさの秘訣らしい。旨い物のためには手間を惜しんではいけないのだ。 そうしてとっぷりと日が暮れる。だが未だゆっくり達は野外に野ざらしにされている。 「さむっ!!さむむむむむむむむ・・・・・!!!!!」 「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!じんじゃううううううううう!!!!!」 冬も目前に迫った秋の夜はしんと冷え込む。体を縛られ動けないゆっくり達は寄り添うことも敵わず、ただ歯をガチガチとならしひたすら 夜風に耐える。こうして一睡も出来ないまま、長い長い秋の夜を明けるのである。 こうした昼夜を跨いだ天日干しを三日ばかり行った頃、ゆっくり達は軽く水分が飛んで一回りばかり小さくなっていた。 こうして縮んだゆっくりを蚊帳から運び出すと、その戒めを解きゴザの上に並べてやる。 ゆっくり達はついに自分達の罰が終わり許されたものと思っていた。もっとも反省するなどと殊勝な心掛けは持たず、如何様に復讐をして やろうかその算段で餡子の中は一杯であった。もっともそれを活かす事は永遠にないのだが。 「「「はぁ、やぁ!!」」」 「「「ゆべぶっ!!?」」」 突如としてゆっくり達に無数の杵が振り下ろされる。農家達による『中揉み』が始まったのである。 中揉みとは、ある程度乾燥させたゆっくりを揉みほぐす事により、体の中央と外側部分の餡子を均一に混ぜてやることである。 こうすることで、水分のバランスが一定に保たれて、今後の乾燥がより効率的に進むのだ。 「「「はぁ~、秋の恵みは母なる大地の~♪」」」 「「「ゆべっ!!?ゆぶっ!!?」」」 ドスッ!!ドスッ!! 「「「芋の恵みは、穣子様の~♪」」」 「「「あぐっ!!!いぎゃああぁぁぁ!!!」」」 ドスッ!!ザリィッ!! 音頭に合わせてリズムよく杵で突き突き、あるいは転がし。その度にゆっくりは悲鳴をあげる。 元来この歌は稲の豊作を大地と稲荷に感謝し、捧げられたものであった。だが穀物の育たぬこの地では、サツマイモを育てる人々により 信仰の対象が稲荷様より穣子様へと移っていった。そうした紆余曲折をへて、穣子様への感謝を歌にこめ、またゆっくりの悲鳴を捧げる という今日のスタイルが出来上がったのだ。こういった何気ない作業の一瞬に、その土地で暮らす人々の歴史や文化を垣間見ることが出 来るのは、実におもしろいことである。こういった風景も、今では見られる所は随分と減ってしまった。こういった風習を途絶す事無く 未来へと残していきたいものである。 そうこうする間に歌も佳境である。盛り上がりも最高点に達すると、人々は杵を手放す。そして次々にゆっくりへと圧しかかった。 「「「ゆべええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!???」」」 「「「それそれや~、よいこっせぇ~のそいやっさぁ!!!」」」 グリグリグリ・・・ 足の裏全体を使って満遍なく体重をかけていく。潰れたり餡子が漏れない辺りは流石としか言いようが無い。 そうして、たっぷり踏みほぐされたゆっくりは再度蚊帳に入れられて乾燥を行う。 このような事をもう3度も繰り返すと、ようやく最後の仕上げを迎える。 この頃には丸々としていたゆっくり達も子ゆっくり程までに縮んでいた。もっともその顔は深い皺と疲労が刻み込まれており、瑞々しく 張りのある子ゆっくりとは比べ物にもならないのだが。このくたびれたゆっくり達を再度蒸篭に並べていく。ただ今回は以前と違って蒸 気により蒸しあげず、鍋底に敷き詰めた藁を燃やしてやりその煙で燻しあげるのだ。 「ゆがっへ!!ゆげっへ!!いぎがでぎな”い”ぃ・・・!!」 「めが!!めがじぱじぱずるぅぅぅ・・・!!!」 もくもくと立ち込める煙に混ざって、搾り出すようなゆっくりの声が聞こえる。心も体も限界に達したここに来ての燻蒸、それは正に生 き地獄であった。高温の煙が肌だけでは飽きたらず、目玉や口の中にまで容赦なく入り込み焼き尽くしていく。煙に巻かれて呼吸すら満 足に出来ず、ゆっくりの体は藁の香りをその身に染み込ませていった。 「ぼ・・・・・は・・・・・・!!」 そうして燻し上がったゆっくりは茶褐色に染まり、口の端から紫煙のごとく一筋の煙をたゆたわせている。 その土気色の顔の所々には糖が結晶化した白い斑点がデキモノのように噴出しており、まるで死人のような形相である。 眼球から口内までも満遍なく煤で薄汚れており、触れた感触も石のように硬い。お世辞にも美味しそうな見てくれではなかった。 訝しげな表情を浮かべる我々に、それならばとこの出来上がったばかりの干しゆっくりを用いた料理が振舞われることとなった。 干しゆっくりはそのままでも食べられなくはないが、炙ったり煮込むことによってその旨味が増すのだと言う。 そうして今回用意されたのは『干し汁子』であった。 まずは、ひたひたに水を張った鍋に数匹の干しゆっくりを入れて鍋にかける。なんでも干しゆっくりはまだ生きているらしく、水から煮 出すことにより苦しむ時間が長引き旨味もますのだそうだ。その一方、今度は囲炉裏の端で串を通した干しゆっくり、干し芋、餅を炙っ ていく。今回の主役である干しゆっくりは、火が通るにつれその表情が色鮮やかになっていく。10分もする頃にはすっかり以前の血色 を取り戻し、また結晶化していた砂糖も溶け出し、まるで水飴のように艶を演出した。 「あ”・・・あぢゅい”い”ぃぃぃぃ・・・」 餡子が熱で緩んで少しは元気になったのか、目と口をカッと開いて声を絞り出す。その目と口内は依然くすんでいるものの、こちらも火 に当てる前より鮮やかさを取り戻している。そうしてもう10分もする頃には、鍋にもすっかり火が通り椀に盛り付けを始めた。 餡子の溶け出したほんのり暗い汁の中央に水を吸ってやや膨らんだ干しゆっくりを。そしてその上に炙った干しゆっくりと干し芋、餅を 乗せてやる。一見質素ながら、その実手間のかかったなんとも豪勢な一品である。 こうして完成した『干し汁子』、熱いうちにとさっそく頂く。 まず汁をすすってやる。その味は甘いながらも癖が無く、少し控えめな味付けが返って次の一口を催促させる不思議さを持っていた。 そして煮込まれた干しゆっくりに箸を伸ばす。その食感は生のゆっくりに比べややかたく、まるで白玉のようなプリプリの歯ごたえと、 つるつるとした舌触りをしていた。中の餡子もしっとりとしており、舌に乗せるとすぅっと味と香りだけを残して消えていく。まるで 餡子とは思えない舌触りであった。次に炙った干しゆっくりを齧る。こちらは煮込んだものとは対照的にパリパリとした食感で、燻さ れているためか、ほんのりと心地よい苦味と香ばしさを持っており、全体の甘さに対して程よいアクセントとなっている。中の餡子も 煮込んだものと違って、ホクホクとした食感をしていた。それは今まで口にした餡子達とは違った全く新しい歯ざわりであった。中で も秀逸だったのが、少し汁が染みた部分が程よい汁気を持ち殊更滑らかであった。付け合せの干し芋の素朴な甘みと、時折口に運ぶ餅 が口の中を綺麗にし、常に新鮮な気持ちで食べられる。まさに完成された一品であった。 この『ゆっくり汁子』はもともと正月料理の一品であった。無事に1年を終え、新しい年を始めることが出来たことへの感謝とささやか ながらの贅沢。それがこの料理の生い立ちであった。 幻想郷の各地にはまだまだゆっくりを用いた伝統料理が存在している。それらは、その手間のかかることや加工場の発展などにより、 今にもその姿を消そうとしている。だがそういったもの達には料理としてもそうだが、そこに暮らす人々の生活や文化を伝える重要 な役割ももっているのだ。ぶらりと訪ねてみては、おいしい料理を食べながらその歴史に思いを馳せるのもいいかもしれない。 今後も我々は幻想郷各地の、伝統のゆっくりの味を伝え続けていく。 終われ 作者・ムクドリ( ゚д゚ )の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2304.html
前 次の日、俺は親ゆっくり達のお互いを罵る罵声と、それを止めようとしている姉妹たちの叫び声で目が覚めた。 「なんでまりさがゆっくりねてるの!?れいむとあかちゃんのためにゆっくりしないでみはってくれないなんてひどいよ!!!!!」 「うるさいんだぜ!!まりさはいっしょうけんめいみはってたけどつかれちゃっただけだぜ!!」 話が見えてきたぞ、多分寝ずの番をすると言っていた親まりさがぐっすり眠っているのを朝起きた親れいむが見つけて喧嘩になったんだろう。 三日前まではあんなに仲が良かったのにね、それにしても俺も含めてお前等の子供はまだ赤ちゃんなんだから喧嘩なんて見せちゃダメだろ。 「「おかーしゃんたちゆっくちちてね!!」」 あー止めとけよ、親れいむも親まりさもイラついてるんだからそんなこと言うと。 「ぷんぷん!!!うるさいんだぜ!!!あかちゃんたちはしずかにしてるんだぜ!!!!」 「「ゆゆ!?ゆぅ~‥」」 「あかちゃんたちにどなったね!!!れいむおこったよ!!!!まりさはあかちゃんたちにゆっくりあやまってね!!!」 「みんなとってもうるさいんだぜ!!!!!まりさはおこったんだぜ!!!!」 あーあ、親同士の喧嘩に油注いじゃったよ。 親れいむも親まりさも、お互いのことを睨みあう。 俺の姉妹は可哀想に、眼に涙をためてぷるぷる震えてやがる。 十秒は経っただろうか、親まりさは巣の入口から外に出て行こうとする。 「まりさどこいくの?!れいむとあかちゃんたちにあやまってないよ!!!」 「…うるさいんだぜ!!‥しばらくそとのくうきをすってくるからそのあいだれいむたちははんせいしてるんだぜ!!」 そう言うと親まりさは外に出かけて行った。 「ゆぅえぇぇぇん!!!ゆぇぇぇん!!まりしゃおかーしゃんのばきゃ~!!!」 「ぷきゅぅぅ~!まりしゃおかーしゃんいじわるだよ!!」 「あかちゃんたちないたりおこったりしちゃゆっくりできないよ!!!まりさのことはいいからみんなでゆっくりしようね!!」 泣きだす姉れいむに膨れて怒る妹まりさ、意外な事に親れいむは地団駄を踏んだり、眼の前にいない親まりさの悪口を言うことなくゆっくりしようと言っている。 「まりさはしばらくしたらおいしいものをもってごめんなさいしにくるよ!!それまであかちゃんたちはれいむとゆっくりしようね!!」 だそうだ、親れいむが言うには親まりさは気性こそ荒く乱暴者で喧嘩は今までも沢山してきたが、 遅くとも喧嘩の次の日には、花や綺麗な小石や美味しい虫に木の実といったゆっくりできるものを持って帰ってくるそうだ、ちょっと意外だな。 その後、しばらく俺はお歌の練習という名の酷い虐待を姉妹たちと一緒に受けることになった。 「ゆぅ~♪ゆ!ゆぅぅ♪ゆぅ~ゆぅ~♪」 「「ゆぅ~♪ゆ!ゆぅぅ♪ゆぅ~ゆぅ~♪」」 「ゆーゆ!ゆゆーゆー!」 「まりしゃおねーちゃんちゃんとうたっちぇね!!じょーじゅじゃないよ!!」 「まりしゃとっちぇもへただよ!!ゆっくちまじめにうたっちぇね!!」 体はゆっくりになっても感性は人間のままだったようだ、ゆっくりの歌は生前と同じように聞いていても不快なだけだ。 それを歌えと言われてもうまく歌えるはずがない、俺のへたくそな歌に姉妹たちは耐えられなかったようださっきから俺に向かってうまく歌え、真面目に歌えと言ってくる。 「ゆ~…たしかにちょっとじょうずじゃないね!!でもまりさはれいむとまりさのあかちゃんだよ!!すぐにじょうずになるからゆっくりしてね!!すーりすーり♪」 「ゆ~まりしゃおね~しゃんだけじゅるいよ!!まりしゃもしゅーりしゅーり♪」 「れいむもしゅーりしゅり♪」 「ゆぅ~♪みんなあまえんぼうだね!!すーりすーり♪ゆっくりしてね!!」 俺は母れいむや姉妹に頬擦りされながら、この不快なスキンシップ合戦が早く終わってくれないかなと考えていた。 「とってもすっきりしたいわ!!ありすのあいがほしいゆっくりのおうちはここね!!!」 唐突に巣の入口からそんな声がした、振り向くとそこにはギラギラした血走った眼に、だらしなく開いた口から涎を垂らしているゆっくりありすが一匹いた、絶賛発情状態と言ったところか。 体は親まりさと同じくらいの大きさで親れいむより一回りほど大きい、幸いにも俺の姿は親れいむに隠れて見えていないようだ。 「ゆぅ?みたことにゃいゆっくちだね!!ゆっくちちていってね!!」 「おねーしゃんゆっくちちていってね!!」 「ゆぅ~♪とってもとかいはなあかちゃんにかわいいれいむね!!みんなありすがたっぷりすっきりさせてあげるわ!!」 親れいむの影から出てありすにニコニコ笑いながら挨拶をする馬鹿な姉や妹は放っておいて、俺はありすに見つからないように慎重に物陰に身を隠してこっそり様子をうかがう。 親れいむや姉妹のゆっくりがレイプされるのは面白そうだが、ありすにレイプされるのは御免だからね。 「ぷくくぅぅ!!あかちゃんたちおかーさんのうしろにゆっくりかくれてね!!!ゆっくりせずにいそいでね!!」 「ゆぅ?なんでおかーしゃん?」 「おかーしゃん!!ちゅっきりってなに?」 「いいからゆっくりせずにかくれてね!!ありすはゆっくりできないゆっくりなんだよ!!!」 「はぁはぁ…つんでれなのね!!!れいむかわいいわ!!!ありすとすっきりしましょうねぇぇぇぇ!!!!!」 親れいむはありすに対して体を膨らませながら威嚇するが、ありすはまるで動じていないむしろ興奮して親れいむに突撃していった。 親れいむは突撃してきたありすをゆっくりにしては軽やかともいえるステップでかわして、体当たりを仕掛ける。 「ゆぅぅぅ!!!!ゆっくりでてってね!!!!」 「びゅぅ‥つんでれはかわいいよぉぉぉ!!!!でもすなおなほうがかわいいよぉぉぉぉ!!!!!すっきりさせてすなおにしてあげるからねぇぇぇぇ!!!!!!!」 「やめてね!!れいむはありすとすっきりなんてしたくないよ!!!」 親れいむの渾身の体当たりはありすの情欲を燃え上がらせるだけだった、ゆっくり同士の喧嘩において体格や体重は、単純なテクニックやスピードよりも大きなウエイトを占める要素だ。 体格がありすより一回り小さく、素早く動けるが体重の軽い親れいむは喧嘩はからっきし苦手だった。 つまり親れいむに百戦錬磨のレイパーありすを倒すことなど不可能だった。 ありすは少し口から垂れたカスタードを舌で舐めとると、親れいむに圧し掛かって体を小刻みに振動させながら頬ずりをし始めた。 無論親愛の表しているわけでもなんでもない、親れいむをレイプしているのだ。 「ゆぁぁぁ!!!!!れいむのほっぺもっちもちのつるつるだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」 「ゆ゛ぅぅぅぅ!!!!!!やめて!!!やめて!!!!!ぎもじわるいよ゛」 「おきゃーしゃんいやがっちぇるよ!!ゆっくちやめてね!!」 「ぷくぅぅ!!おきゃーしゃんをいじめるとれいみゅおこりゅよ!!」 体中から甘ったるい匂いのべとべとした液体をまき散らしながら、嫌がる親れいむに体をこすりつけて涎を垂らしながらぶるぶる震えている様は、こう背筋にゾクッと寒気が走る物がある。 人間だったころはありすのレイプをする姿を見て滑稽だと笑ってみていたが、ゆっくりになった身で改めて見ると恐怖と強い生理的な嫌悪感さえ感じる。 「ゆほほほほぉぉぉぉぉぉ!!!!!!れいむきもちいいよ!!!!んほぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!すっきりぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」 「やべでぇぇぇ!!!!!!でいむずっぎりじだくなぁいぃぃ!!!!!!んんんん!!!!!!!ずっぎっりぃぃぃ!!!!!!!!!」 ありすの一方的で激しい愛撫ならぬバイブは、れいむの体力をどんどん奪っていき強制的にすっきりさせ、頭に望まぬ子供を生やすことになった。 親れいむは疲れ切った体から、栄養を頭に生えたありすの子供達に吸収され見る間にやつれていく、ちょっとしたスペクタクルだ。 「ゆぅ…ゆぅぅ‥とってもくるしいよ…ゆぅぅ…まりさぁ…」 「ありすはまだまだすっきりしたりないわ!!!!そこのあかちゃんたちもありすのあいをわけてあげるわ!!!!!!!!」 「ゆぅぅ!!!!ゆっくちやめてね!!!」 「こっちにこないでね!!!!」 親れいむがありすにレイプされるのを震えながら固まって見ていた姉れいむに妹まりさは、自分達をありすが親れいむと同じ目にあわせようとしている事に気づいて必死に逃げようとした。 しかし素早く近づいたありすに圧し掛かられ、二匹仲良く動きを封じられる。 「んほぉぉぉ!!!!ろりっこかわいいよ!!!!!!ありすがはじめてになってあげるよぉぉぉぉぉ!!!!!!!」 「ゆぇえ…!!くるちいよっ!!ゆっくちどいてね!!!」 「びゅぶ!!!ゆぅ…うぅ~…」 成体のありすに圧し掛かられて、妹まりさも姉れいむも苦しそうだ、特に姉れいむはありすの圧力で口からぼたぼた餡子を吐き出している。 「ゆぅぅぅ!!!!それじゃあいくよぉぉぉ!!!!!!んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」 「ぎもぢわりゅいぃぃ!!!!!!おがーしゃんだじゅげでぇっぇぇ!!!!!!」 「びゅえぇ!!ぇぇうぇええ!!!!」 「やめて…あかちゃん‥いじめ…ないでね…」 18禁レベルの顔で奇声を上げながらぶるぶる震えて粘液をまき散らすありす、粘液まみれになって泣きながらもがいている妹まりさに、体を圧迫されて液状になった餡子を吐きながら白眼を向いている姉れいむ。 そして眼の前でありすに犯し殺されそうになっている娘たちを泣きながら見つめている瀕死の親れいむ、苦しむゆっくりを見るのは最高だ俺はこの為に生きてるんだよ。 こいつ等を見ていると、俺の饅頭で出来た体が餡子の中心からほっこり暖かくなってきて、本当に安らかで穏やかな満ち足りた気分になる、あぁ~これがゆっくりするということなのか。 「んほぉぉぉ!!!!れいむもまりさもぎもぢいよぉぉ!!!!すっきりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」 「いやぁぁぁ!!!!ゆっくちできないぃぃ!!!!!ちゅっぎり!!!!!!」 「ぎゅえ!!!…えぇ!!…ぇぇ」 ありすは姉れいむと妹まりさですっきりすると二匹からどいた。 「ゆっくち…ちた‥かった‥よ…」 ありすの退いた後には真っ黒く干からびた姉れいむと、口とありすの圧力で底部が裂けて出来た傷口から餡子を流して絶命した妹まりさしか残っていなかった。 「ゆっくりきもちよかったわ!!ありすはせかいじゅうのゆっくりをすっきりさせてあげなきゃいけないからもういくね!!ありすのあかちゃんをゆっくりしたこにそだててあげてね!!」 ありすは満足そうな顔でそういうと巣の外に出て行った。 清々しいほどのヤリ捨てだな、まぁ頑張ってゆっくり達に可愛い赤ちゃんを授けまくってくれ、応援してるぜ。 「ゆぅぅ…あかちゃん…れいむのあかちゃん…」 親れいむは黒く干からびてしまった姉れいむと妹れいむの死骸の傍に、這って行こうとしてはいるようだが頭の茎に栄養を吸い取られているのでそれも叶わない。 茎に実った四匹の赤ちゃんゆっくりは全員ありすだが目を覚まして体を揺らし始めている、レイプ型出産のゆっくりありすは茎に実った赤ちゃんの成長が早い、そろそろ生まれてくるのだろう。 さてこの親れいむは絶望しきって泣いているが、俺が実の娘がまだ生きていることを知ったらどんなに喜ぶだろうか?やっぱり俺を産んでくれた大事な母親だ、親孝行してやろう。 俺は物陰から飛び出て親れいむに駆け寄ってやる。 「お母さん大丈夫?」 「ゆぅ!?まりさ!!まりさいきてたんだね!!!ゆぅぅ…しんでいったあかちゃんと‥おかあさんのぶんまでゆっくりしてね!!!!!」 親れいむは大粒の涙を流しながら体を震わせている、よほど死ぬ前に俺の生存が確認できたことがうれしかったようだ。 さて感激と安堵の涙を流している親れいむの頭の上の種違いの我が姉妹、ありす達は親れいむの感激の涙とともに茎から落ちた。 「ゆぅぅぅ!ゆっくちちていってね!!」 「ときゃいはなありしゅだよ!おかーしゃんゆっくちちてね!!」 「おねーしゃんゆっくちちてね!!」 「おかーしゃんゆっくちちてるね!!」 地面に落ちるなり俺と母親に挨拶をする妹ありす達、なかなか元気で礼儀の良い子たちじゃないか。 しかし、そんな素直な姉妹達を親れいむは嫌悪と侮蔑に満ちた目で睨みつけていたが、憔悴しきって死相の浮かんだ顔にふと暗い笑みを浮かべて俺を見るとこんなことを言ってきた。 「ゆぅ‥れいむ…ありすはみんな…ゆっくりできないこだよ…だからありすをつぶして…おかあさんに…む~しゃむしゃさせてね」 なるほどありすに奪われた体力はありすで回復しようということか、優しくて純情な赤ちゃんまりさにそんなことを頼むなんて悪い親だな、 第一それだけ衰弱してちゃ赤ありすの四匹食ったとしても、助かる可能性は二~三割だ、それなら普通は子供を助けるよな。 「ゆぅ?む~ちゃむちゃってなに?」 「ぷきゅぅ~!ありちゅはゆっくちしたこだよ!!」 「おかーしゃんおにゃかへったよ!!」 「ここはときゃいはなおうちね!!ゆっくちちゅるよ!!」 「まりさ…ゆっくりしないで…ゆぅぅ…はやくありすたちをつぶしてね」 母れいむは心底この可愛い四姉妹を嫌っているようだ、頭に生えた茎をこの四匹に与えることは絶対にないだろう、それならこの姉妹は何を食べればいいんだ? 硬いものは親が柔らかく噛み砕いたものでなければ食べられないし、目の前の親れいむは息も絶え絶え、親まりさはいつ帰ってくるかもわからない その間この可愛い妹達にお腹を空かせたまま、死んだ親れいむと寂しく過ごせというのか?姉として俺はそんな事は出来ないな。 この姉妹達は確実に親れいむに愛されていない、帰ってきた親まりさに愛してもらえるかどうかは分からないが、この世に生まれおちた瞬間を祝福されず喜ばれない、それはどれほど辛いことだろうか? その上にこの子達はお腹を空かせているのだ、心はともかく、せめてお腹だけでも満たしてやろうじゃないか。 俺は覚悟を決めると親れいむの前に立ち姉妹達に向かって、おもてなしの真心をこめてある宣言をする。 「さぁ、お食べなさい!!」 次の瞬間俺の体は二つに裂けた、不思議と痛みはなくポカポカと体が温かい。 何故唐突に俺の体が二つに裂けたかというと、妹ありす達に向かって、お食べなさい宣言をしたからだ。 お食べなさい宣言とは、ゆっくりが自らの意志で心から相手に食べてほしいと思った時に言うことで自ら命を絶ち、相手に自分を食べてゆっくりしてもらうための行為だ。 無論自己中心的なゆっくりがこの行動をとることは殆ど無く、老いて死期を迎えた飼いゆっくりや、本当に稀にだが越冬中に子供や連れ合いに自らの体を食べさせるためなど、 本当に稀にしかこの行動は起こらない、しかしその分、さぁ、お食べなさいをされてそのゆっくりを食べないことはそのゆっくりに対する最大級の侮辱となるのだ。 「ゆぅ!!!おねーしゃんがふたちゅになったよ!!ありちゅはいただきまちゅちゅるよ!」 「おねーしゃんゆっくちちたんだね!!ありしゅもゆっくちいきるよ!!」 「おたべなしゃいされたらゆっくちいただきましゅするよ!!」 「ありちゅはゆっくちおねーちゃんをたべりゅよ!!!おねーちゃん!!ゆっくちちてね!!!」 妹ありす達は俺の死に目元を潤ませながらも、自分達のために死ぬことを選んだ優しいお姉ちゃんの尊い志を汚さぬように、俺に感謝して俺の皮や餡子を食べ始めた。 まぁ、たった3日しか生きていない身だが、なかなか楽しい饅生を送れた、せいぜい味わってゆっくり食べてくれ。 「ゆゆゆゆゆゆ!!!!!????あかちゃんなにしてるのぉぉぉぉ!!!!!!!!ゆうぇぇぇぇ!!!!ゆっ~あぁぁぁっぁぁっぁああ!!!!!!!!!」 俺の後ろにいる親れいむは絶望の叫び声をあげている、背中に生温かいものがかかるこれは多分液状の餡子だ。 自分の可愛い赤ちゃんが、自ら進んでありすとの間に出来た忌わしい子共達に食われているのだ、そりゃ餡子も吐きたくなるだろうな。 最後に残ったたった一つの希望、まりさとの間に生まれた可愛い子供がゆっくり生きて大きくなる、 そんなささやかな希望さえ打ち砕かれて、口から餡子を吐きながら慟哭する、そんな死ぬ間際の親れいむの顔が見れないのが残念だ。 「むーちゃむちゃ!!とってもゆっくちできるあじだよ!!」 「まりしゃおねーしゃんゆっくちありがとね!!!」 「ありちゅはおねーちゃんをたべて!!ゆっくちちたとかいひゃになるよ!!」 「おねーちゃんはゆっくちできるよ!!ありちゅはきっととかいひゃになるからゆっくちあんちんちてね!!」 さて俺の妹達はというと、目からぽろぽろ涙を流しながらも、ゆっくり俺の餡子を飲み込んでいる。 餡子が減ってきたせいか、眼が霞んで眠気がゆっくり襲ってくる、俺はどうやら本当にこれから死ぬようだ。 それにしてもお食べなさいで死ぬのはこんなにも満ち足りた死なのか、痛みもなくただ温まった体にゆっくりと眠気が降りてきてまるで縁側で日向ぼっこをしながらまどろんでいるような気分だ。 短かったがなかなか楽しい饅生だった、しかし少しだけ心残りがある親まりさの事だ、俺は親まりさが家に帰ってきてこの光景を目の当たりにする所を見る事が出来ないのが悔しい。 家に帰ると番いと可愛いわが子達の苦悶に満ちた形相の死体を見つけるだろう、勿論家族を殺した憎いありすの子供たちも見つける。 どれ程親まりさは苦しむだろう?悲しむだろう? そして何より親まりさは妹ありす達をどうするんだろうか、怒りにまかせて踏みつぶすのか敵の子共とはいえれいむの赤ちゃんでもあると育てるのだろうか? 俺達の死体と妹ありす達を見ながら、苦しみ葛藤する親まりさを死にゆく俺はじっくり観察できないのが実に心残りだ。 さて、本当に俺は死ぬようだ、俺の記念すべきゆっくりとしての饅生一回目が終わる、かなり不純な動機とはいえ俺はこの身を妹達に食べさせた。 つまり自己犠牲の精神でゆっくりを助けたのだ、これであの閻魔様も俺の地獄行きを考え直してくれるといいんだが。 まぁ、今はそんなこと考えても意味はない、せいぜい後二回あるらしいゆっくりとしての生を虐待ゆっくりとして楽しむとするか。 俺は瞼を静かに閉じ、妹ありす達のしあわせ~の声を聞きながら意識を手放した。 「むーしゃ!!むーしゃ!!しあわせー!!」 俺が目を覚ますと、俺の下で砂糖を舐めているゆっくりれいむがいた。 死んだらすぐにゆっくりに転生するのか、なかなか面白いな。 どうやら今度の俺の体はゆっくりれいむらしい、また普通種か…やっぱりゆふらんとかきめぇ丸に生まれたかったんだが仕方ないな。 それにしてもここは台所の様だ、こいつは飼いゆっくりだったのだろうか? しかしそれにしては体が薄汚れている、嫌な予感がする。 「おい、何してるんだ貴様?」 俺の目の前に眉間に青筋の浮いた強面お兄さんがいる、明らかに怒っている。 「ゆゆ!!おにいさんここはれいむのゆっくりプレイスだよ!!!ゆっくりしていってね!!!」 お母様目の前の素敵なパンチパーマの御人を挑発なさるのは止めていただけないでしょうか? 「おうおうおう!!!!人の家荒らしといてなんじゃそりゃ!!!虐待じゃぁぁ!!!!!!!」 こっちにこないでくれ!!!!助けて愛でお兄さん!!!! BYゆっくりな人 続 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/381.html
虐待お兄さんはどんなゆっくりでも虐待すると世間から思われているが、それは大きな誤解だ。 良いゆっくりは虐めない奴だっているし、ある種類のゆっくりは可愛いからと虐めない奴もいる。 第一虐待お兄さんと一言で言っても、極限の苦痛と恐怖を味わわせて一気に殺す人や、じわじわとゆっくりが疲弊し、精神をすり減らしていくところを見るのが好きな人なんかもいる。 要は虐待お兄さんにもいろいろと趣味や個性があって、中には僕の様に一種類のゆっくりだけを虐待する偏食家もいるってことだ。 僕はゆっくりぱちゅりーを虐待するのが専門のお兄さんで、時間をかけていたぶるのも一気に殺すのも大好きだ。 ゆっくりぱちゅりーの魅力は、独特の鳴き声とゆっくり最高クラスの頭脳、普通のゆっくりのように虐めるとすぐに死んでしまうような脆弱さにある。 すぐに殺してしまわないように気をつけなくてはいけないが、慣れればこれほど面白いゆっくりはいないと僕は個人的には思う。 そんなわけで、今日は森の中で一生懸命食料を集めていた成体のぱちゅりーを捕まえてきたんだ。 ゆっくり捕獲用の睡眠薬を塗った吹き矢の効力で、ぱちゅりーは籠の中でゆっくり眠っている。 彼女を見たとたん、僕の頭にはすぐに虐待プランが浮かんできた。 僕は家に帰るとすぐに作業に取り掛かった、作業が終わると後かたずけをしてぱちゅりーを虐待部屋に置いておく。 虐待部屋にはマジックミラーが仕掛けられていて、虐待部屋の隣の虐待鑑賞部屋で、ぱちゅりーが起きるまでゆっくり待つことにした。 一時間は経っただろうか、ぱちゅりーはやっと目が覚めたようだ。 「むきゅ…ぅぅ」 さて、僕の作業がぱちゅりーにどんな影響を与えたのか、ゆっくりじっくり観察しようじゃないか。 ゆっくりぱちゅりーは、体中に感じる倦怠感とともに目を覚まして、すぐに自分の体の異常に気づいた。 「むきゅ~?なにかへんだわ」 何かが変だと思うのだがそれが何なのかがよく分からない、こんな事は今までに一度もなかったはずだ。 ご飯を集めていたことは覚えているのだが、なぜこんなところにいるのだろう?さっぱり分からない。 「きゅ~なんだかこわいわ…」 ぱちゅりーはだんだん不安になっていく、何なんだろうこの体中に感じる寒気は。 ゆっくりぱちゅりーを構成していた重要な何かが、ごっそり無くなってしまった様な損失感はあるのだが、それが何だったか分からない。 「むきゅぅぅ…わからないわ…」 自分の体に何が起きたか、なぜこんな場所にいるのかが分からないぱちゅりーは、小さな体が不安で押しつぶされそうになっていた。 目もとからは自然に涙があふれてくる、ぱちゅりーは小さな声で泣きだした。 「なるほど、予想道理の展開だな」 僕はぱちゅりーの泣き顔に思わず顔が綻んでしまう、そろそろぱちゅりー虐めを始めますかね。 僕は虐待観察部屋から出ると、ぱちゅりーの待つ虐待部屋に入っていく。 「きゅぅぅ…きゅぅ…」 「おはようぱちゅりー、とても元気そうだね」 僕は病院の医者が来ているような白衣を着てぱちゅりーににこやかに挨拶する、僕の虐待装束だ。 ぱちゅりーは僕のことを警戒してか、ゆっくりと後ずさっていく。 「ぱちゅりー、体は大丈夫かい?」 「むむきゅ~!あなたはだれ?ここがどこなのかおしえてほしいわ!!」 質問の多い子だ、まずは自分の体がどんな状況にあるか教えてやろう。 「ぱちゅりー落ち着いてくれよ、僕は君の味方さ君が森の中で倒れているのを見つけて、ここまで連れてきてちょっと体を弄らせてもらっただけなんだ」 「むきゅ…いじったってなにをしたの…?」 ぱちゅりーは顔を真っ青にして僕のことを見ている、人間が危ない生き物だということが分かる程度には賢いようだ、いや賢かったというべきかな。 「君の体に何をしたか簡潔に説明しようか、僕は君の体の中をぐちゃぐちゃにしてやったんだ」 「むきゅ!ななんでそんなことしたの!!!!ぱちゅがゆっくりできないわ!!」 ぱちゅりーは自分の体の異変が僕のせいだと分かって、怒りだしたが今は黙っていてほしいので説得する。 「はっはっは、とりあえず僕の話は黙って聞いた方が良いと思うよ、自分の体の話だ僕の話をしっかり理解しないとゆっくりできないぞ」 「きゅ~…わかったわゆっくりだまるわ」 やはりこのぱちゅりーは相当に賢い部類に入るぱちゅりーだったそうだ、僕に会わなければきっと幸せな人生を送れただろうに。 僕は自分が虐待したゆっくりの、もしも僕に出会わず幸せな生活を送れていたらどうなっていたか想像するのが好きだ。 想像の中では、ぱちゅりーは素敵なゆっくりまりさと子供たちに囲まれて、幸せにゆっくりしている。 妄想と現実とのギャップは、僕の虐待意欲をさらに盛り上げてくれる。 「良し黙ったねいい子だ話を続けよう、君達ゆっくりにとって体の中の餡子、君の場合はクリームだけどそれらは人間でいう何に当たると思う? 脳だったり内臓だったり、筋肉だったり骨だったりするんだが、その中でもゆっくりの体の中心にあるクリームは特に脳としての機能を持っているんだ 僕はそこの部分の中から、ある個所を君から摘出させてもらった、何処だと思う?君の記憶をつかさどる場所だ。」 「きおく?」 ぱちゅりーは僕が何を言っているのか、自分がどんな深刻な状態かよく分からないようだ。 例を出して、自分の体がどうなったか分かってもらおう。 「そう、記憶だよ分かりにくいんだったら例をだそう、ぱちゅりー、森はどんなところかお兄さんに教えてくれないかな」 「むきゅ!かんたんだよもりはね!…もりはね…もりは」 ぱちゅりーは最初は僕の簡単な問いにすぐに答えようとしていたが、とっさに森がどんなところか思い出せないようだ。 ぱちゅりーの表情が硬くなり、ふるふると体が震えだした。 「どうしたんだい?君は森に住んでいたんだよね?分からないはずはないんだがな~」 「まっまって!!も…もりはね…ゆっくりできるところだよ!!!」 「そうかい、それじゃあそのゆっくりできる森の中にはどんなものがあるんだい?教えてくれないかな」 「ゆ…ゆっくりできるものだよ!」 そういうことを聞いているんじゃないんだが、まぁ良い。 ぱちゅりーの顔は青ざめて目もとに涙が浮かんでいる、元が賢いぱちゅりーだったことだし、自分の状態が何となく理解できてきたのかもしれない。 しかし、それを認めたくないんだろう。 僕はポケットから小さな葉っぱを取り出す、必要になるだろうと森の中で拾ってきたものだ。 「ぱちゅりーこれが何か教えてくれないかね森の中に沢山あるから、君ならすぐに分かると思うんだが」 「む…むきゅ…か…かんたんよ!!!それはそれは…」 「ゆっくりできるものなんて言うなよ、これの名前を言うんだ早く」 「きゅ…きゅぅぅ…うぅぅええぇぇぇ」 ぱちゅりーは口から少量のクリームを吐き出した、命にかかわる量ではないようだな。 目の前の慣れ親しんでいたものがどんな物かさっぱりわからない事に、強い精神的なショックを受けているようだ。 クリームを吐き出して苦しそうにもがいているぱちゅりーを見つめながら、僕はぱちゅりーに話しかける。 「なぁぱちゅりー、君は自分の体がどんな事になっているか、今のでよく分かったよね」 「きゅ…きゅ~」 「今の君は僕の手術で今まで蓄積してきた全ての知識が消失しているんだよ、赤ゆっくりでも分かる基本的な事も君はさっぱりわからなくなっている」 「きゅ…」 「ちなみに今から何かを覚えようとするのも君には難しいぜ、そのための器官は僕が完璧に切除した」 「うそ…うそでしょ…」 ぱちゅりーがぼろぼろ涙を流しながら、自分の吐いたクリームで汚れた口を動かして言葉を喋る。 「僕の言っている事が嘘かどうかは自分が一番分かっているはずだ」 僕は泣き叫ぶぱちゅりーを抱えて、ぱちゅりーを捕えた森まで連れていってやった。 「さぁ、大自然の中に帰りたまえ、今度は僕の様な虐待お兄さんに会わないように祈っているよ」 「むきゅきゅ~!!まっまって!!ぱちゅはこんなところじゃいきていけないよ!!!おにーさんまって!!!」 ぱちゅりーは泣き叫びながら僕を追いかけてくる、赤ゆっくりより頭が悪いぱちゅりーがこの自然界を生き抜ける筈がない。 必然僕に頼らなくてはいけなくなる。 「何でも言うことを聞くなら、家まで君を持って帰ってあげていいけど、どうするんだい?ぱちゅりー」 「おねがいだから!ぱちゅをおにーさんのおうちにつれてってね!」 なるほど、そこまで頼むのならばとりあえずこいつは家に持ち帰って、奴隷として死ぬまで嬲って嬲って嬲って、最後に殺してやることにしよう。 僕は爽やかスマイルを浮かべながら、ぱちゅりーの髪を掴んで持ち帰ってやることにした。 自然の中では生きられないゆっくりを家に持ち帰って飼ってやる、結構僕はナイスガイだな。 僕は鈴虫の綺麗な鳴き声を聞きながら、自宅に向かってゆっくりと帰って行った。 作:ゆっくりな人 以前書いた虐待 ゆっくりカーニバル 臭い付きゆっくり(上) 臭い付きゆっくり(下) ゆっくり移植 きらーうーぱっく 教育!田舎ゆっくり ゆっくりジャグリング DXトラップ いじめダメ絶対(ゆっくりは可) てんことお兄さん1 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2643.html
虐待ゆっくり上の続編です。 やぁ、俺は元虐待爺さん、つい先日老衰で大往生を果たした虐待命の老人だ。 俺はあの世で巨乳の船頭さんの船に乗せてもらって、対岸にある裁判所で死後の裁きを受けることになった。 俺は当然の様に天国でまたゆっくり達を楽しく虐待できるものと思っていた。 だがしかし、絶壁の様な胸の四季映姫・ヤマザナドゥ(ヤマザナドゥは役職名らしい)という名前の閻魔様に、ゆっくりに三回転生した後地獄行きという非常に厳しい判決を貰った、現実は非情である。 流石の俺もあの時は耳を疑ったね、年のせいかと思って何度聞きなおしてもゆっくりに三回転生した後地獄行き、断固控訴すると言ったのだがあの世の裁判に控訴は無いらしい。 弁護士も呼べないまま俺はゆっくりに転生させられた。 しかし転生してゆっくりになっても、俺の胸に燃えたぎる虐待魂が冷めることはなかった。 ゆっくりに転生した一度目の生は、餡子の繋がった姉妹を食い殺し親の前で二つに割れてありすに食われるという、人間だったころはやった事のない特殊な虐待をやった。 こんな変わった趣向の虐待ができるのならゆっくりになってみるのも悪くない、そう思っていた俺だったが二回目の転生でその考えは間違いだったことが分かった。 何故かというと今俺自身が虐待を受けているからだ。 「おぅ!!ゆっくりせずに早く歩けよ!!親の分までじっくり苦しめよ!!」 「ゆぅ!!ちゅかれたよ!!ゆっくちさせてね!!」 「はぁ、はぁ、糞…俺がこんな目にあうとは…」 野良ゆっくりの身で家に侵入した愚かな母れいむは、パンチパーマの家主に見つかり頭にドスを突き立てられ絶命した。 不幸にもその母れいむに実っていた俺たち姉妹は母体の死の数分後、元気に産声を上げてしまった。 母れいむを殺しただけではイライラの収まらなかったパンチパーマお兄さんに俺達は虐待を受けている。 俺と姉妹のゆっくり達はランニングマシーンに乗せられて、仲良く無制限ランニングをさせられている。 マシーンは非常にゆっくり動いているが、俺達ゆっくりからすれば常に早歩きを強要される速さだ、生まれたばかりの俺達には非常に苦しい運動なのだ。 しかし、歩みを止めてこのマシーンから落ちるとパンチパーマのお兄さんの拳の一撃で叩き潰されてしまう。 最初は十匹以上いた俺達ゆっくり姉妹も、今じゃ俺を含めてたったの六匹しか残っていない。 「れいみゅちゅかれたよ!!ゆっくちちたいよ!!」 「ゆっくちちちゃだめだよ!!おじさんにいびゅ!!!ゆぁぁあ!!!!!ぶぎゅっ!!!!」 妹を励ましていた姉まりさはお兄さんの拳で餡子をぶちまけた。 「おぃ!!!こらぁ!!!俺はお兄さんじゃ!!おじさんじゃないんだよぉ!!!」 ゆっくりを虐待して死ぬのは良い、死を覚悟し肯定したその先にこそ俺の求める虐待道はあると俺は思っている。 そうじゃなきゃドス級ゆっくりやゆっくりめでぃすん、ゆっくりうつほ等の人を殺せる可能性のある危険種は虐待出来ない。 とは言えだ、ゆっくり虐待もできずに死んでいくのは無駄死にだ、俺もやはり死ぬならゆっくりの餡子の海で死にたい。 この際自分の手で皮を切り裂き生温かい餡子をその身に浴びることが出来ずとも、俺をきっかけにゆっくりが苦しむところを見られれば良い。 「ゆっくりしていってね!!」 ランニングマシーンの上で俺は叫ぶ。 「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」 俺のゆっくりしていってね!!に反応して返事を返す姉妹たち。 しかし俺のゆっくりしていってね!!は終わらない、真の覚悟はこれからだ!! 「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 「「「「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」」」」 俺の全力のゆっくりしていってね!!連呼に姉妹たちも疲れ切った体で返してくる。 ふはははははは!!!無限マラソンで体力を消耗している所に俺のゆっくりしていってね連呼!!、さぁわずかに残った体力をどんどん消耗してパンチパーマに叩きつぶされるが良い。 「おらぁ!!!」 「ゆぎゃ!!!!!」 突如体に炸裂した激痛、ぐしゃりと体が潰れて辺りに餡子が飛び散る、自分の吐いたものだと理解するのに数秒を要した。 「おい!!コラァ!!ゆっくりゆっくりうるさいんだよ!!静かに死ねよ!!」 パンチパーマの怒声と共に自分に向って振ってくる大きな握り拳、死ぬ前に潰れていない方の目で見た最後の光景がそれだった。 結局虐待らしい虐待も出来ずに俺の第二のゆっくりとしての生は終わってしまった。 目を覚ますと、そこは光のない真っ暗な場所だった、しかし不思議と俺は不安を感じ無かった。 ゆっくりとしての本能で自分が何処にいるのかが良く分かるからだ、ここはゆっくりの体内だ。 「ゆぅ~♪ゆっくりおおきくなってね!!」 俺の母親のゆっくりの声が響いてくる、喋り方からしてまたしても俺はゆふらんやきめぇ丸にまたしてもなり損ねたらしい。 はぁ~、また面白みもなくゆっくりれいむやゆっくりまりさなんだろうな、せめてゆっくりみょんに生まれたならば女学生の部屋に乱入して淫語を連発したり楽しみようがあるのだがな。 「ゆぅ~♪ゆっゆ~♪とかいはなあかちゃんになってね!!」 都会派…俺はゆっくりありすの子供なのか、ありすを虐待するのは嫌いではない好きなゆっくりを思いっきり虐待できる思うと良い気分だ。 「ゆ~♪おかえりなさいまりさ!!」 「ゆっくりただいま~!!ありすごはんをもってきたよ!!」 どやら俺のもう一匹の母親の方はゆっくりまりさのようだ、珍しくもない組み合わせのカップルだな。 「む~しゃむ~しゃ!!しあわせ~♪まりさこのむしさんすごくゆっくりしてておいしいわ!!」 「ゆぅ!!くろうしてつかまえてきたかいがあったよ!!ゆっくりたべてかわいいあかちゃんをうんでね!!」 随分と仲の良い番いの様だな、最後の転生でとびっきり虐待し甲斐のあるゆっくりに出会えて俺は幸せだ。 ゆっくりとしての最後の虐待、盛大に楽しもうじゃないか。 カスタードの海の中で声こそ出せないものの、俺はプルプル体を震わせながら笑った。 「ゆゆ!!!まりさおなかのなかであかちゃんがうごいたわ!!!」 「ゆぅ!!!!ほんとう!!ありす!!」 「ほんとだよ!!とってもゆっくりうごいてるよ!!」 ありすは自分のお腹の中に息づく、小さなしかし確かな命の鼓動に母として感激し涙を流す。 「ゆぅ~ぅ‥」 「ありすどうしたの?ゆっくりなかないでねまりさがついてるよ!!すーりすーり」 「ゆぅ‥ありすはだいじゅうぶよ!!まりさがいてこれからあかちゃんもできるんだなーてっおもったらしあわせーってなみだがでてきたんだよ‥」 「ゆゆ?しあわせーなのにないちゃうなんてへんだよ!でもありすがしあわせーでまりさもしあわせーだよ!!」 この時、ありすは優しい夫に頬擦りされながらこの世の幸せをかみしめていた。 優しくて格好良いまりさとお腹の中にいる可愛い赤ちゃんとで幸せで都会派な家庭を築くという幼い頃に見た夢、それがもうすぐ叶うと思うと嬉しくてたまらなかった。 ありすはまだ胎内で育っているの赤ちゃんの中に、生前数多のゆっくりを嬲り殺しにしてきた生粋の虐待師の生まれ変わりがいることは知らない。 ありすはまりさとこれから生まれてくる赤ちゃんのことについて仲良く話し合った。 「まりさ!!あかちゃんがうまれたらたくさんすーりすーりしてあげようね!!」 「ゆゆぅ~♪あかちゃんがうまれるのがとってもたのしみだね!!」 そんな風に楽しく赤ちゃんが生まれた後の計画をまりさと話していると、ありすはまたお腹の中で赤ちゃんがゆっくりゆっくりと動くのを感じた。 「ゆゆゆ!!まりさ!!あかちゃんがまたうごいたよ!!」 「ゆぅ!!げんきですごくゆっくりしたあかちゃんだね!!」 ありすの体内で動いたゆっくりは虐待ゆっくりだった。 彼は暖かくてしっとりとした、とても居心地の良いゆっくりできるカスタードの中を苦虫を噛み潰したような顔で泳いでいた。 さっきから何なんだこの馬鹿ップルは、楽しそうにゆっくりしやがって会話を聞いてるだけで腹が立つ。 幸せそうな二匹の声、なにより幸せそうにゆっくりしているゆっくりの体内に居ることで俺のストレスがマッハだ、精神衛生上すぐにでもこいつ等を苦しめてやりたい。 俺は暫くの間カスタードの海を泳いでいたが、他の部分より柔らかく暖かい場所を見つけた。 お目当ての場所、姉妹の寝ている場所を見つけて俺は思わず微笑んだ。 本当に今すぐにでもこの二匹の泣き声、叫び声を聞きたいが今虐待するのはタイミングが悪い。 俺は目を瞑って過去に行ってきた虐待を思い出しながら気持ちを落ち着けた。 瞼の裏では数多くのゆっくりが悲鳴を上げている、やはり虐待は人間型の身体の方がやりやすい道具を使ったりできるからな、普通種に生まれたのは実に残念だ。 「ゆぅ~まりさだんだんおそとがくらくなってきたね!!そろそろおやすみなさいしようね!!」 「ゆっくりわかったよ!!ありすとあかちゃんたち!!あしたもゆっくりしようね!!すーりすーり!!」 「まりさもおやすみなさい!!すーりすーり!!」 ありすとまりさのすーりすーりは実に二分ほど続いた。 精々楽しんでおけお前達は明日地獄を見る事になる、俺はそんなことを考えながら両親同様に眠りに落ちた。 翌日、母ありすが起きると傍らに寝ていたはずのまりさがいなくなっていた。 葉っぱの上に木の実や柔らかい草そしてありすの好物の蝶が置いてある、恐らく狩りに出かけて行ったまりさが用意しておいてくれたんだろう。 「ゆぅ~まりさったらおこしてくれたらありすがいってらっしゃいのちゅっちゅあげたのに!!」 ありすはまりさの優しい気遣いに思わず頬が緩む。 「ゆっくりいただきます!!!む~しゃむ~しゃ!!しあわせー!!」 ありすはまりさに感謝しながら目の前のご飯をゆっくり食べ始めた。 虐待ゆっくりは親ありすが食事を終えるのを待っていた俺のすぐ隣では姉妹が体を揺らしながらゆっくりしている。 「ゆゆ~♪あかちゃんもゆっくりたべてね!!む~しゃむ~しゃ!!」 ありすはお腹の中でゆっくりと体を揺らす我が子に優しく語りかけながら、慌てず急がず時間をかけてゆっくりと食事をとる勿論十回噛んでから飲み込むのも忘れない。 近くに住んでいる元飼いゆっくりのぱちゅりーが、ご飯をゆっくり食べるとその分赤ちゃんがたくさんゆっくりできると教えてくれたからだ。 ありすはお腹の中で確かに息づいている三つの命が本当に愛しくてたまらなかった。 「ゆ~っぷ!ゆっくりごちそうさま!!とってもゆっくりできたわ!!」 親ありすが満腹になったせいかありすの中のカスタードはほんわりと温かくなって、お腹の中の赤ちゃん達がとてもゆっくりできる状態になっていた。 ありすのお腹の中の赤ちゃんはゆっくりと運動を始めた、ぷるぷると震えたり少しの距離を泳いだりし始めた。 「ゆゆぅ~あかちゃんたちとってもげんきだね!!」 ありすはにっこり笑って目を閉じて、お腹の中の赤ちゃんの様子をゆっくりと感じ始めた。 ゆっくりとお昼寝を始めた子、プルプル震えている子その隣でゆっくりしている子、お腹の中の赤ちゃんがゆっくりできてありすはとっても良い気分だった。 しかし残念ながらその子供たちのうち一匹だけゆっくりしていないゆっくりがいた。 彼はぷるぷると体を震えさせながらイライラしていた、そう虐待ゆっくりだ。 さっきから親ありすの食料を咀嚼する音、とりわけ美味しいものを食べて幸せそうに叫んでいる声が体の中で響いていて俺は非常に不愉快な気分だった、 しかしこの幸せにしている母ありすに、俺が直々に絶望と恐怖をゆっくり味わわせてやれると思うと笑みを抑える事が出来ない。 ふいに右頬に柔らかくてすべすべの何かが優しくこすりつけられた、恐らくは餡子の繋がった俺の姉妹だろう、俺はその姉妹に向かってに向かって思い切り体当たりを仕掛ける。 姉妹は俺の体当たりを食らって飛んでいく、体当たりをした時に体に帽子が当たらなかったので多分ありすだろう、そいつを俺は追いかけていく。 「ゆゆっ!!なんでそんなことするの!!」 ありすはお腹の中で起きた姉妹同士の喧嘩にありすは仰天した。 お腹の中の赤ちゃんは隣にいた赤ちゃんに挨拶をしただけなのにいきなり体当たりをされたのだ、自分のお腹の中で起こった予想外の出来事にありすはパニックに陥る。 「あかちゃんたちゆっくりしなきゃだめだよ!!ゆっくりなかよくしてね!!」 ありすはオロオロしながらお腹の中の赤ちゃんに懸命に語りかけ、忙しなく辺りを這いまわる。 ありすのお腹の中にいた虐待ゆっくりは湧き上がる歓喜を抑えることもせず、喜色満面でさっき自分が弾き飛ばしたまりさを追ってカスタードの中を泳いだ。 カスタードの温度が下がって居心地こそ悪くなったが、今はそんな不快な感触さえも母ありすの苦しみの表れと思えば虐待ゆっくりにとっては甘露に思えた。 ありすの体の中にいるおかげで、今ありすの感じている困惑や恐怖が体に直に染み渡ってくる、普通のゆっくりなら不快に感じるものだが虐待ゆっくりはその感覚に何とも言えない幸せを感じていた。 俺の突き飛ばしたありすは少し離れたところで体を震わせていた、俺が近付いてくることに気づいて必死に逃げようとするが痛みと恐怖で体が引きつっているのだろう、ほとんど前に勧めていない。 俺はさっき突き飛ばしたアリスに近寄ると再び体当たりを喰らわせた、体重を乗せたタックルはまたしてもありすを吹き飛ばした。 生まれる前の声も出せないゆっくり、痛めつけても悲鳴や苦痛の叫びをあげてくれないのは残念だが、その分親ありすが大声で泣き叫んでくれるので虐待ゆっくりはとても良い気分になれた。 「ゆぅ!!けんかしちゃぷくぅぅ!!だよ!!おねがいだからゆっくりしてね!!」 母ありすは体中に汗を浮かべて体を揺らしながら子供たちに語りかけた。 不意に、ぱちゅりーがお腹の中に赤ちゃんがいる時に急に動いたり、ゆっくりしないでいると赤ちゃんがゆっくりできなくなるという言葉を思い出した。 ありすは慌てて動きを止めると、目を閉じてお腹の中の赤ちゃんのために今までの幸せなゆっくりした生活を思い出そうとした。 しかしいくら楽しい思い出を思い出しても、お腹の中の赤ちゃんは小さな妹を虐めようと追いかけている。 「ゆゆぅぅ!!あかちゃんたちゆっくりしてね!!ゆぅ~ゆっくりしてね!!」 母ありすの声を聞きながら虐待ゆっくりは姉妹を追い続けた、震えながら怯えているありすに圧し掛かるとその体の上で何度も飛び跳ねる。 「ゆ!!だめだよ!!どうじでぇぞんなこどずるのぉ!!!!!」 俺に暴行を加えられているうちに口からカスタードでも吐いてしまったのだろう、ついさっきまで暖かかったありすの体はすっかり冷えきりいくら体当たりをしても微動だにしない屍になった。 「ゆぅあぁぁぁああ!!!!!ありじゅのあがじゃんがぁ!!!!ゆべぇぇえぇえ!!」 母ありすはお腹の中の我が子が姉妹を虐め殺すという異常事態にショックを受けて、口からカスタードを吐き出しているようだ。 おかげで周りのカスタードが冷たくなってゆっくりできない、もう少し中にいる可愛い赤ちゃんのことを考えて行動したらどうだ? 「ゆぅぅ…なんで‥なんでありしゅのあがじゃんがぁ…」 母ありすはカスタードを吐きながら虚ろな目で自分に降りかかった理不屈な出来事を誰ともなしに問いかける。 まぁ、恨み事はあの閻魔さんにでも言うんだな、俺を君の腹の中に転生させた彼女にね。 俺は腹の中にもう一匹いる筈の姉妹を殺そうとカスタードの中を泳ぐ。 「ゆぐぅ!!ゆっぐりやめでぇ!!」 母ありすは身重の体で巣の中の木の根に体当たりをする。 姉妹を殺した俺を殺す気の様だ、おお怖い怖い。 しかしお前の腹の中にはもう一匹子供がいるだろ?そいつまで殺してしまうぜ。 俺は未だ種類さえ分からない姉妹を殺すのは次の機会にすることにした、今殺してやって自分の腹の中に姉妹を皆殺しにした悪魔が一匹いる恐怖を味わわせてやるのも良い。 しかしそれではあまりに地味だどうせ最後の虐待になるんだ、最後の一匹を殺すのならばもっと相応しい時期に派手に嬲り殺しにしてやりたい。 「ゆぅ‥なんでどぉじでありじゅのあがじゃんがぢんじゃうのぉ!!!!」 カスタードを口から流しながらありすは泣き喚く。 食料集めから母まりさが帰ってくるまでありすは泣き続けた。 「ゆっくりただいま!!ありすげんきにしてた?」 「ゆぅ‥まりさぁ…あがちゃんが」 「どうしたのあかちゃんになにかあったの?ゆっくりせつめいしてね!!」 母ありすは母まりさに自分の体内で起こった出来事を話した、しかしお腹の中の赤ちゃんが姉妹を殺すなんて話は信じられるはずがない。 「ありすなにいってるの!!じょうだんでもまりさおこるよ!!」 「ゆぅ~!!ちがうわじょうだんじゃないわ!!!とかいはのありすはうそはつかないわ!」 「まりさのあかちゃんはそんなゆっくりしないこじゃないよ!!!おかしなことをいうありすはゆっくりしてないよ!!!あかちゃんのためにもゆっくりしてね!!!」 母まりさは質の悪い冗談に付き合わされたと頬を膨らませて怒りだした。 「ゆぅ‥でもあかちゃ」 「うるさいよ!!!まりさのあかちゃんはゆっくりしたいいこだよ!!!へんなことばっかりいってありすはあかちゃんがかわいくないの!?」 「ゆぅ‥とってもかわいいよ‥」 「それならばかなこといわないでね!!ありすのおなかのなかにはあかちゃんがいるんだよ!!へんなことばっかりいってあかちゃんがないてるよ!!!」 まりさは顔を真っ赤にして頭から湯気を出しながらありすを睨みつける、怯えるありすを見るとまりさはいくらか表情を和らげて語りかける。 「ゆ!ありすがゆっくりできないとあかちゃんがゆっくりできないよ!ともかくごはんをたべてゆっくりしてね!!」 「ゆぅ‥わかったわ!ゆっくりいただきますするわ!」 「ゆぅ~♪きょうはきのみとやくそうさんをとってきたよ!あかちゃんもありすもゆっくりできるとってもゆっくりしたごはんだよ!!ゆっくりたべてね!!」 ありすは強張った笑みでゆっくりと口の中に食事を放り込んでいく。 「む~しゃ‥む~しゃ‥しあわせ~」 「ゆっくりたべてね!む~しゃむ~しゃ!しあわせ~♪」 ありすの隣で嬉しそうにご飯を食べてゆっくりするまりさとは対照的に、ありすの表情は沈んだものでしあわせ~と口には出したがありすは全くゆっくりできないでいた。 (ありすのおなかのなかはおかしいよ‥あかちゃんがゆっくりしてくれなくてくるしいよ‥あかちゃんがあかちゃんをころしちゃったよ‥まりさがしんじてくれないよ!) 体の中心のカスタードはぎりぎりと痛みありすを苦しめる、突如として湧き上がった吐き気に脂汗をかく。 「ゆぅ‥うぅぅ‥」 「む~しゃ!ゆゆ?どうしたのありす?ゆっくりできてないよ!!」 「だいじょうぶだよ‥ありすはだいじょうぶだよ!」 「だいじょうぶなんだね!まりさびっくりしたよ!ゆっくりたべようね!」 ありすの番いのまりさは優しくて狩りが上手なゆっくりだったが、少々短気でかなり頭の悪いゆっくりだった。 まりさに相談してもなんの解決も望めない、ありすは頼りないまりさに小さなため息を一つつくと黙々と食事を続けた。 「すーり♪すーり♪ありすあかちゃんのちょうしはどう?いつうまれるの?」 「ゆぅ~もうすぐよ‥」 「ゆっゆ!!いまからとってもたのしみだよ!!」 頬擦りをしながら嬉しそうにお腹の中の赤ん坊のことを聞いてくるまりさにありすは上の空の生返事をしながら時間が過ぎた。 「ゆぅ~そろそろおねむのじかんだね!!ゆっくりおやすみなさいしようね!」 「わかったわ!ゆっくりおやすみなさい‥」 「ゆぴー‥ゆぴー」 「……」 狩りに出て体が疲れたのかすぐに寝息を立て始めたまりさ、自分と赤ちゃんのために頑張ってくれているのは分かる、しかし自分のことを信じてくれなかったのがとても残念だ。 自分が寝ている間にまた赤ちゃんが赤ちゃんに殺されるかもしれないと思うと怖くてたまらない。 「ゆぅぅ‥ゆぅぅ‥」 泣き声を噛み殺しながらありすは震えていた、ありすは眠りに落ちた後も体内の赤ちゃんが今まで見た事のない恐ろしい何かに虐待される夢にうなされた。 「ゆぅ~ん…ゆっくりねてすっきりだよ!おはようありす!!」 「ゆぅ~…」 翌朝まりさと一緒にありすは目を覚ました、まりさはにこにこと本当に幸せそうに笑っている、対照的にありすは顔色が悪く髪の艶も良くない相当精神的に参っているようだ。 「ゆゆ?げんきがないよだいじょうぶ?」 「だいじょうぶよ‥まりさはゆっくりごはんをとってきてね」 「ゆぅ~…」 ありすの只ならぬ様子に気づいたまりさは今日は一日そばに付いていてやることにした、ありすに優しく微笑みながら気晴らしを提案してみる。 「ゆゆ!!きょうはきのうのごはんがまだあるからごはんはとってこないよ!!それよりまりさはありすといっしょにおそとでひなたぼっこがしたいよ!!」 前日から様子のおかしかったありすを気遣っての判断だ、一度外の風に当ててやれば気も晴れるだろうとまりさは考えた。 「ゆぅぅ‥それどころじゃないわ‥」 小さく呟いたありすだが、まりさの言うように一度外でぽかぽかのお日様を浴びてゆっくりしたくなってきた。 ゆっくりは基本的に自分がゆっくりすることを求める生き物だ、お腹の中の心配をして苦しくなるより何も考えず楽しくゆっくりしたいと考える生き物なのだ。 ゆっくりの中でも賢いありす種の彼女でもカスタードに刻み込まれた本能に逆らうことはできなかった。 「ゆぅ…まりさがどうしてもっていうならいってあげてもいいわ!」 「ゆゆ!!きまりだね!!きょうはまりさとありすとあかちゃんでゆっくりすごそうね!!!」 ありすは大きく重くなった体を揺らしながらゆっくりゆっくり巣の外に出て行った。 暫くぶりに頬を外の風が優しく撫でる、ありすは体を伸ばしたり頭を振って外の空気を吸い込む。 後ろから今日のお弁当を帽子に詰めたまりさが跳ねてくる。 「ゆぅ~とってもいいおてんきだね!!」 「ひさしぶりのおそとはとってもきもちがいいわ!!」 二匹は嬉しそうにお喋りをしながら巣の近くにある空き地に向かって這いずっていく。 二匹は空き地にある切り株の傍でゆっくりし始めた。 ありすは暫くぶりの外での日光浴にとてもゆっくりとした表情でまりさと一緒にゆっくりする。 昨日自分がひどく苦しんだ何かが頭の中からすっと消えていく心地よい感触を楽しみながらありすはまりさと談笑を続ける。 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー♪」 「とってもとかいはなあじだわ!!おなかのなかのあかちゃんもしあわせー♪だよ!!」 午前中一杯ゆっくり遊んでお昼のお弁当を食べる頃にはありすの悩み、体内の赤ん坊の異常行動はすっかりカスタード製の脳から締め出され記憶の片隅に埋もれてしまっていた。 「そろそろおうちにかえろうね!!」 「うん!おうちにかえったらゆっくりしようねまりさ!!」 それから三日間の間はありすの体には何の異常もなく体内の子供達はすくすくと成長していった。 ありすは巣の中でゆっくりくつろぎながらお腹の中の赤ちゃんに話しかけたり子守歌を歌ったりしてゆっくり過ごした。 その体内に残虐な餡子に飢えた殺戮者が息をしている事も忘れて、母ありすは普通の妊娠をしたゆっくりとしての生活を送った。 四日目の夜、ありすはまりさとの会話の最中にお腹がむずむずし始めた。 「ゆゆ!!おなかがむずむずするわ!!」 「ゆぅ!!ほんと?あかちゃんがうまれるんだね!!」 「ゆうぅ!!おなかがへんだよ…だんだんあかちゃんがでてくるよ!!」 でっぷりと肥え太った母ありすの顎下の穴からは元気な赤ちゃんが顔を出している。 「ゆゆ!!あかちゃんのおかおがみえてるよ!!」 「ゆぅ…まりさもうすぐあかちゃんがうまれるよ!!ゆっくりうけとめてね!!」 「わかったよ!ありすはあんしんしてあかちゃんをうんでね!!」 母まりさは生まれてくる赤ちゃんのクッションになろうとありすの真正面に陣取る、ありすのお腹の中のゆっくりはとっても気持ちよさそうな顔をしている。 「ゆぅ!!だだめよ!!あかちゃんもうすこしまって!!」 突如母ありすの挙げた悲鳴にまりさが反応する、母ありすは先までの苦しそうではあるが同時に気持ちよさそうだった表情を困惑と焦りで染め上げている。 「どうしたのありす!?だいじょうぶ?」 「あかちゃんが…うう…これじゃうめないよ!!!」 「ゆゆ?あかちゃんはあたままででてるよ!!もうすこしだからがんばってね!!!」 「あかちゃんがふたりでそうになってるんだよ!!!」 「ゆ?」 母ありすの必死の訴えに母まりさは不思議そうに首をかしげる、赤ちゃんが二人一緒に出てくるなら二倍ゆっくりできるのに何をそんなに焦って怯えているのかと。 母ありすの慌てる理由はたった一つしかない産道に一匹目がまだ生まれていないのにも関わらずもう一匹の赤ちゃんが入ってきたことだ。 体内妊娠型のゆっくりは赤ちゃんを産む時、産道を全力で窄めて産道から顔まで出ている子供を射出する。 もしもその際二匹のゆっくりが産道の中にいる場合、顔が出ている先頭の赤ゆっくりを生む為に産道を窄めた場合中の赤ゆっくりは潰れて死んでしまうのだ。 「あかちゃんがふたりどうじにうまれるんだね!!まりさはしっかりうけとめるからあんしんしてね!!」 「そうじゃないわ!!!うぅぅ!!うごかないでね!!」 「ゆっくりわかったよ!まりさはうごかないよ!!」 「まりさにいってないよ!!!ありすはあかちゃんにいってるの!!!!!」 さてまだ姉が生まれていないのに産道に潜り込んできたせっかちな赤ゆっくりは虐待ゆっくりだった。 真っ暗な光の無い産道を体を圧迫されながらも虐待ゆっくりは前に前に進んでいく、産道の中はとても温かく眠気を誘うものがあるが虐待ゆっくりは眠気を振り払ってひたすらに産道を進む。 目指すは目前で無防備な姿をさらしている姉ゆっくりの背中だ、脳裏に一度目の転生で味わった姉妹の餡子の味が蘇る。 あの蕩ける様な柔らかい甘さ…生まれる前の姉の柔らかくてすべすべの皮、噛み破ったその先にある至福の味に虐待ゆっくりは涎を垂らす。 虐待ゆっくりは母ありすと母まりさのコントの様な掛け合いを楽しみながらゆっくり産道を進んでいき柔らかい壁にぶつかった。 壁はとても温かくてすべすべでときおりプルプルと震えている、ついに姉ゆっくりに虐待ゆっくりは到達した姉の柔らかい皮を一嘗めするとまだ小さい歯を姉に突き立てる。 「ゆぅ~!!まりさじゃはなしにならないわ!!ちかくのぱちゅをつれてきてね!!」 「ゆゆ?どうしてまりさはあかちゃんがうまれるところみたいよ!!あかちゃんをうけとめたいよ!!」 「あかちゃんがたいへんなの!!!まりさがかえってくるまでがまんするからはやくいってきて!!!!!!」 母ありすの剣幕に押され渋々巣から出ようとした瞬間、母ありす正確には母ありすの産道でゆっくりしているはずの我が子の様子に目を見張る。 「あかちゃんがいたそうにしてるよ!!!!!!へんだよ!!へんだよ!!!」 「ゆぅ!?なにいってるのまりさあかちゃんがいたそうなかおしてるってほんと!!?」 「ほんとだよとってもくるしそうなかおしてるよ!!!」 母まりさの緊迫した血の気の引いた真っ青な表情に母ありすは自分の体に数日前に起こった異常事態、我が子の子殺しを思い出す。 「ゆあぁぁぁっあぁぁあ!!!!!」 「ありすどうしたのおちついてね!!!」 「だずげであがじゃんがあがじゃんをいじめるどっ!!!ゆっぐぢだずっげて!!!!!」 半狂乱になって騒ぎ立てる母ありすに母まりさはすり寄っていく。 「ゆっくりおちついてね!!!」 「ゆがあおあぁぁぁぁぁぁああっぁ!!!!!!!だずげでぇえぇ!!!だずげでぇいえ!!!!!!」 「ゆばっ!!うぅ…」 出産中のゆっくりとは思えない馬鹿力でまりさを跳ね飛ばすありす、床に叩きつけられた母まりさは二つの愛する顔を改めて見てみる。 恐怖と混乱で暴れまくる母ありすの怯えきった顔、ありすから生まれようとしているにもかかわらず顔を苦痛を歪ませて口から少量の餡子を垂らしながら涙を流す我が子。 群れの中でも餡子の足りていない事で有名なまりさも、この状態が自分達の力ではどうにもならない異常事態だということが分かった。 「いいますぐぱちゅをよんでくるよ!!ゆっくりまっていてね!!!」 愛しい妻と我が子に背を向けると母まりさは巣から出て行く、焦りと恐怖で縺れる底部を叱りつけながらまりさは草原を駆ける。 一方巣の中に一匹になったありすは大声で叫びながら両目から涙をあふれさせていた。 赤ちゃんが苦しんでいる赤ちゃんが産めない赤ちゃんを助けられない、この三つがありすの頭の中をぐるぐる回って正常な思考を根こそぎ奪っていた。 「なんでぇ!!!なんでぇえぇええ!!!!!!」 ありすは大声で何かに向かって問いかけながら口から液状のカスタードを流す。 血走った眼で大声で泣き叫び声をあげ続ける母ありすとその体から顔を出し苦痛に呻き声をあげる赤ゆっくり、数分前までの幸せなゆっくりプレイスは地獄の様相を呈していた。 そしてその地獄には苦しむ亡者や罪人だけがいる場所ではない哀れな犠牲者をを責め嬲り苦しめる悪魔、虐待ゆっくりがいた。 虐待ゆっくりは母ありすの絶叫を楽しみながら姉の餡子を口にしていた。 歯で噛み裂いた傷口から尖らせた舌で餡子を掬いとっては口にする、餡子を食べるごとに体中に広がる異様な幸福感に虐待ゆっくりは戸惑っていた、生まれる前のゆっくりがまさかこんなに甘く味わい深いとは。 壊れかかった母ゆっくりのなんともいえない耳触りの良い悲鳴、抵抗することもかなわず徐々に体を削られていく赤ゆっくりの体の震えや温度の変化、俺は今最高の気分だ。 そんな虐待ゆっくりの視界が不意に歪み体中に激痛が走る、体がまるで動かず口からなにか温かいものが出て行く。 地獄に行く前にもう一口と虐待ゆっくりが伸ばした舌が赤ゆっくりに届く事はなくそのまま母ありすの体内で餡子をまき散らすことになった。 「やめでぇぇぇええ!!!!」 母ありすは絶叫しながら虐待ありすに体を齧られていた赤まりさを射出した、これ以上は赤ちゃんの体が持たないと判断してだ。 産道にいたまりさの妹がグチャと音を立てて潰れる音がする、勢いよく産道から飛び出た赤まりさは背中から餡子を流しながらもがいている。 「ゆびゅ!!ゆぁ…ぁぁ」 赤ちゃんをみんな元気に産みたかった赤ちゃんをまりさに受け止めてほしかった、赤ちゃんの舌ったらずなゆっくりしていってね!!に元気にゆっくりしていってね!!を返してあげたかった。 それなのに母ありすはたった一人で怖くて苦しい思いをして大けがをした赤ちゃんを産むためにもう一人の命を奪ってしまった。 そうして産んだ赤ちゃんも背中からぼたぼた餡子を流しながら呻いている、あれじゃもう助からない。 「ゆぁあぁが!!!!!うぅゆぇえあぁぁあああああ!!!!」 母ありすは口からカスタードとともに魂の断末魔を上げる。 体の中心に焼けるような痛みと絶望を感じながら母ありすは壊れた。 「ゆぁ…ゆぅ…」 赤まりさは背中に感じる焼き鏝を押し当てられたような灼熱の痛みを感じながら口から餡子を吐き出す。 産道から外の世界に出て行こうとするとき感じた背中の痛み、徐々に無くなっていく自分の大切な何かに苦しみながらもなんとか生まれる事が出来た。 もう一人の母の柔らかくて温かい体に受け止めてもらえると信じ硬い地面に体を叩きつけられる激痛を味わい、自分をお腹の中で育ててくれた母の嘆きと苦悩に満ちた叫び声を耳にしながら赤まりさは思う。 どうして喜んでくれないのと、体中に感じる苦しさに体を痙攣させながら赤まりさは口をぶるぶると震わせる、背中の焼けるような痛みとは対照的に赤まりさの体は冷えはじめていた。 「ゆぅ…ぅ」 最後に生まれる前にお母さん達に言ってすーりすーりしてもらおうと思っていた言葉を喋ろうとする。 「う…ゆぅ…」 思い出せない‥まりさはおかあさんになんて言いたかったんだろう? 赤まりさは急激に重くなってきた瞼を閉じるその瞬間までそのことを考えていた。 BYゆっくりな人 このSSに感想を付ける